プレサンス事件の取調べで検事が被疑者を「陵虐」か 異例の付審判決定に思うこと
大阪地検特捜部が手掛け、不動産会社元社長の無罪が確定したプレサンス事件を巡り、大阪高裁は8月8日、田渕大輔検事(司法修習52期)を特別公務員暴行陵虐罪で審判に付すという異例の決定を下した。元社長の部下を取り調べた際、机をたたき、「検察なめんなよ」などと罵倒し続けるなどの「陵虐」に及んだとされる容疑であり、検察による不起訴処分は不当だという。付審判請求の認容率はわずか0.07%にとどまる上、検事に関して認められるのは史上初であり、この決定が法務・検察に与えた衝撃は計り知れない。
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