首都圏の大雪はさらに早まり、きょう5日(月)昼過ぎから夕方にかけて一気に積雪急増のおそれ
降水域はすでに関東へも到達
南岸低気圧に伴う降水域の東への広がりがさらに早まり、上図のように、きょう5日(月)午前9時の段階で、すでに関東へも広がってきました。都心の気温は5度以上あるため、東京23区付近は雨の判定ですが、気温が3度以下の多摩地方などではみぞれや雪の判定の所が多くなっています。(降水域の様子、気温の様子)
最新の計算では、きのうまでの予想よりも雪はさらに前倒しとなっていて、きょう5日(月)昼過ぎから、関東平野部でも広く積雪が生じるような降り方となる可能性が高くなってきています。
昼過ぎから夕方にかけて一気に積雪か
関東平野部の雪は、きょう5日(月)昼過ぎから範囲が広がり、降水とともに気温が1度以下まで下がる内陸を中心に、積もり始めるでしょう。きのうまでの予想より早めに多くの積雪が生じる可能性があり、上図のように、きょう5日(月)午後6時までの予想降雪量は、都内や埼玉などを中心に、平野部でも広く5センチ以上となっています。
昼頃にまだ積雪がないからといって、車でお出かけすると、夕方頃にはノーマルタイヤでは非常に危険な路面状況に陥っているかもしれません。なお、午後6時頃には降り方がピークとなり、今夜遅くにかけて、降雪が続く見込みです。
予想降雪量は?
最新のコンピュータ(GSMモデル)による24時間の予想降雪量は、さらに増えていて、埼玉県は広く紫色の10センチ以上の予想です。また東京23区では、東京湾沿いと西部ではかなり差があり、江戸川区などは1センチ程度ですが、練馬区などでは10センチ以上となっています。東京23区での大雪警報の基準は12時間で10センチですから、東京23区でも西部を中心に、大雪警報が発表される可能性があります。(気象庁発表の大雪に関する気象情報)
そして東京23区と同じように千葉県や茨城県でも降雪量にかなりむらがあって、内陸からの冷たい滞留寒気の影響を受ける柏や我孫子、野田などの東葛飾地域やつくば、下妻など茨城南西部にかけても10センチ以上の大雪となるおそれがあります。
関東の雪は、きょう5日(月)の昼過ぎから帰宅時間にかけてピークとなり、あす6日(火)に日付が変わる頃には弱まる見込みです。ただあす6日(火)朝は、平野部でも多くの所で積雪していると思われるため、歩行中の転倒事故や車のスリップ事故、路面の凍結による交通障害や交通機関の乱れなどに十分な注意を要します。過去のデータから雪の降った翌日に転倒事故やスリップ事故が増える傾向もあります。
国土交通省からも大雪に警戒を呼び掛ける情報が発表されていますので、十分な注意、警戒が必要です。