【チョークの色でわかる】”できる先生”の見分け方
学校や塾で学習する場面では、子どもの努力だけでなく、教師のスキルも非常に重要です。
教師と一口に言っても、やる気を持っている教師とそうでない教師との差が存在するのは事実です。
そこで今回は「チョークの色でわかる”できる先生”の見分け方」を解説していきます。
赤チョークの文字が読めない人は20人に1人
かつて日本では、小学4年生を対象に学校で「色覚検査」が行われていました。
というのも、実は「先天赤緑色覚異常」と診断される男性は20人中1人程度。
決して珍しいことではないからです。
つまり、学校ならクラスに1人はこうした性質を持った子どもがいることが考えられます。
先天赤緑色覚異常の1つとして、赤色と緑色の判別が難しい(黒板に赤チョークで書いた文字が読めない)といった特徴があります。
こうした背景から、教師はクラスに色覚障害者がいることを前提として、色による識別に頼らない授業を行うことが求められています。
しかし、「色覚検査をすることは差別につながる」などの声が挙がり、平成14年に学校保健法を改正、検査の施行義務がなくなりました(希望者のみ実施の学校あり)。
検査がなくなったことで、先天赤緑色覚異常に気づかず「板書が見づらい」と日々悩んでいる子どももいるかもしれません。
また、チョークの色を気に掛ける教師も減った可能性があります。
しかし、板書が見づらいというのは障害や検査の有無に寄らず、教師は常に配慮すべき事柄であると考えられます。
「白」「黄色」チョークで板書できる先生は優秀
基本的に黒板で文字が見やすいとされているのは、「白」「黄色」のチョークです。
文部科学省でも、白色と黄色のチョークを主体に使うことが推奨されています。
チョークの色使いは先生によってさまざまですが、基本的にこの2色でまとめられる先生は、生徒にとって見やすい板書が書ける"優秀な先生"である可能性が高いと言えるでしょう。
「赤」「青」チョークを使う先生には注意
一般的に見ても、緑色の黒板に「赤」や「青」で書いた文字は見えにくいですよね。
先天赤緑色覚異常の生徒に配慮が必要であることも考えれば、基本的にこういった色を使うことは推奨されません。
生徒が見やすい板書をすることは、教師の義務とも言えます。
そのため、生徒にとって見にくい「赤」「青」「緑」チョークを使う配慮が足りない先生には注意が必要です。
子どもにやる気があっても、板書が見えにくいことで学習効果が薄れてしまうことも考えられます。
板書が見えにくい!先生に言うのはあり?
学校や塾の三者面談では、学校への不満や疑問を積極的に解決しておくべきです。
また、大切な問題については三者面談を待つ必要はありません。
気になることがあれば、学校に電話をかけて早めに相談することが大切です。
実際に私が高校で担任をしていた際にも、授業に関する相談は割とありました。
相談さえしてもらえれば、担任から該当する教科担当の先生に生徒の名前は出さずに要望を伝えることもできますよ。
また、担任への要望の場合は直接言いにくければ副担任や学年主任の先生に伝えても構わないでしょう。
「特定の教師の板書が見えにくい」といった場合には、子どものモチベーションに影響を及ぼす可能性があるため、早めの相談がおすすめです。
ただし、そもそも視力が悪く黒板が見えにくいという場合もあるため、そういったときには眼鏡やコンタクトの使用、学校と相談して前の席への移動などを検討してみてくださいね。
板書が見えにくいときの対処法
- 担任や学年主任に相談する
- 定期的に視力検査をして眼鏡やコンタクトを適切に使用する
- 学校と相談して前の席にしてもらう