こんにちは、南森エレナです。コーヒー好きの方に朗報です。UCCからカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」の新マシン「DRIP POD YOUBI（ドリップポッド ヨウビ）」が9月26日（火）より全国で発売します。

　新マシンはニューヨーク発の食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA（ディーンデルーカ）」と共同開発したフラグシップモデルです。

　マシンは5色あり、中にはDEAN & DELUCA限定カラーも登場。今回は発売予定の新マシンでコーヒーの抽出体験をしてきました。

気軽に持ち運べるデザインの「ドリップポッド」が新発売

「DRIP POD YOUBI（ドリップポッド ヨウビ）」は、空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんがマシンデザインを手がけたUCCとDEAN & DELUCAが共同開発したカプセル式ドリップコーヒーマシンです。

カラーラインアップは、定番カラーのスチームホワイト、ミッドナイトブラック、ラッカーレッド、とUCCドリップポッド公式オンラインストア限定カラーのボタニカルグリーン、DEAN & DELUCA限定カラーのソイルブラウンの全5色です。

右から、UCCドリップポッド公式オンラインストア限定カラーの「ボタニカルグリーン」、「ラッカーレッド」、定番カラーの「スチームホワイト」。

こちらは、DEAN & DELUCA限定カラーの「ソイルブラウン」。キャメルとオレンジの中間くらいの色で、日々の暮らしに寄り添うカラーを選定したのだそう。

従来モデルの「ドリップポッドDP3」との違いは？

従来モデルの「ドリップポッドDP3」と異なる点は、横幅をスリムにして高さを出したサイズにしたこと。最大の特徴は、取っ手（キャリーハンドル）を採用し、場所を選ばず電源があればどこでも持ち運べて、コーヒーを飲むことができます。

　また蓋の開閉がプッシュ式だったのを、敢えてレバーを付けてアナログな動作も取り入れた点にもこだわったのだそう。

こちらは、2020年1月24日に販売をした「ドリップポッドDP3」です。コロナ禍を経て自宅でもコーヒーを楽しむ機会が急増した時期に発売されました。

　近年のコーヒーのトレンド状況は、欧米各国のレギュラーコーヒーにおけるカプセル化の割合がこの10年で急速に進んでおり、レギュラーコーヒーの消費量の5割から8割をカプセル化しています。

　そうした点を考えると、今後は日本でもカプセルコーヒーへのニーズが高まると考えられます。

　「DRIP POD YOUBI」は、そのような背景を意識しつつも、現代日本人のライフスタイルに合わせて新たなコーヒーの楽しみ方を提案。コーヒーシーンの拡大を目指したフラグシップモデルを約3年半ぶりに発売しました。

デザインを手掛けた空間・プロダクトデザイナー二俣 公一さん

UCCが今回発売する「DRIP POD YOUBI」のデザインを、空間・プロダクトデザイナー二俣 公一さんに依頼するにあたっての大きな決断は、家電をメインとしているデザイナーではないという点。

コーヒーマシンをどこに置いてほしいかではなく、どんな空間においしいコーヒーがあるとより豊かになるかを逆算した設計に期待を込めたのだそう。二俣さんは「実際に従来モデルを使用した時に、コンパクトな割には鎮座して動かない点が気になった」と話します。

　新マシンは、キッチンに鎮座するデザインから脱却し、電源があればキッチンやダイニングだけでなくリビングや寝室、屋外など、今までドリップマシンが登場しなかった場所に繋げて、いつでもどこでもコーヒーを楽しむことをコンセプトにしています。

「DRIP POD YOUBI」でコーヒー抽出体験

実際に「DRIP POD YOUBI」に触れてコーヒー抽出体験をしました。従来モデル「ドリップポッド DP3」の基本機能を受け継いでいるので、マシンを操作し抽出できる機能はそのままに、UCC公式アプリ「COFFEE CREATION」とBluetooth連携することで、100通り以上の飲み方が楽しめます。

まずは、マシンの背後にあるタンクに水を入れた後に蓋を開けて、コーヒーカプセルをセット。タンクには約0.7リットルの水が入ります。

　※使用する前はカプセルを入れずに一度「湯通し」をして、マシン本体を温めておくことをおすすめします。

カプセルを入れたら蓋を閉じ、上部の液晶画面で操作することになります。POWERボタンを押すとマシンが起動。カプセルの種類は、COFFEE、TEA、GREEN TEAがあるので、コーヒーが飲みたい場合は「COFFEE」を選択。

　その次に、「Standard」、コーヒー豆の苦味と濃厚感を味わえる「Strong」、アイスメニュー用の「Iced」の3つの抽出モードから飲み方を選択します。（今回は「Standard」を選択）

　そして、コーヒーカプセルの表面に記載されている抽出量目盛りを合わせます。すべて選択した後は、一番右側のドリップボタンを押すとコーヒーが抽出される仕様になっています。

POWERボタンの上に「Bluetooth」の接続ボタンがあるので繋げると、スマホのアプリの連携によるUCCのコーヒーのスペシャリストが作成した「プロレシピ」で抽出ができます。

「プロレシピ」とは、コーヒーの専門機関である「UCCコーヒーアカデミー」のなかでも、高い抽出技術を持ち、日本や世界の抽出競技会で活躍するコーヒーのスペシャリストたちが開発した抽出レシピのことです。

「プロレシピ」を使用すると、蒸らし・抽出（前半工程）・抽出（後半工程）それぞれの工程における湯温や湯量、お湯を注ぐスピードなどを細かく設定でき、同じカプセルでも抽出方法を変えることによって、異なるコーヒーの味わいを楽しめます。

　そのほか、コーヒーカプセル以外にレギュラーコーヒー（粉）のフィルターを使用することにより、コーヒー屋さんで購入してきた好みのコーヒーを抽出することが出来る機能が従来モデルから受け継いでいます。

抽出したコーヒーを飲んでみた

今回は、UCCコーヒーアカデミー所属で「ジャパン ブリューワーズカップ2014/2015」で準優勝を果たした村田さん考案の「ホンジュラス＆コロンビア」をベースにしたsweet fruitというレシピのコーヒーを飲んでみました。洋梨のような甘い余韻が楽しめる上品な一杯です。

　尚、液晶画面にはお気に入りの「プロレシピ」を1つ登録することができる「FAVORITE」ボタンが追加され、アプリを接続せずに「プロレシピ」で抽出することができます。

いつでもどこでも、場所を選ばずコーヒータイムを

リビングに

ベッドサイドに

「DRIP POD YOUBI」は9月26日（火）の発売に先駆け、UCCドリップポッド公式オンラインストアで9月14日（木）より先行予約を開始しています。この機会に日常生活にコーヒーブレイクの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。