冬至に食べたい!あったかスイーツを作ってみた<備蓄向け食品で簡単に楽しく!>
2023年は12月22日が冬至。日本では昔からこの日にかぼちゃを食べる習慣などありますが、備蓄向け食品でも何か作れるのではと、偶然見つけた便利な“かぼちゃ”を使って、どこでも簡単に楽しめる温かいスイーツを作ることにしました。
さらに寒さの厳しい時期、どこでも温かい料理が作れるようになっておきたい!ということで、災害時に活用できると注目の調理方法にもチャレンジ。さて、今回は冬至に食べたい“あったかスイーツ”を無事に作ることができたでしょうか。
そのまま食べられる備蓄向けの“かぼちゃ”を発見!
近隣のスーパーでたまたま見つけたのが、レトルトパウチの「かぼちゃ」です。冷凍かぼちゃは筆者もよく使いますが、常温で保存できるタイプならさらに便利!そのままでも食べられるので、ほかの具材や調味料を混ぜるだけで、簡単に「かぼちゃサラダ」も作ることができます。
商品によってカットの大きさが違うのですが、今回選んだのは小さめカットの「いなば 北海道産かぼちゃ」。冬至の料理として知られる、かぼちゃと小豆を煮た「いとこ煮」からヒントを得て、「かぼちゃぜんざい」を作ることにしました。
屋外での調理を想定したアイテムを準備
備蓄向け食品の「ぜんざい」と混ぜればそのまま食べることができるものの、特に寒さが厳しい季節は温かい状態で食べたいものです。そこで、もしもの時を想定して、屋外でも調理できるアイテムを準備しました。
まずは「カセットコンロ」。農林水産省ホームページからダウンロードできる「災害時に備えた食品ストックガイド」にも災害時の熱源として紹介されている、一家に1台は用意しておきたいアイテムです。
筆者の自宅にはもともとありましたが、今回新たにアウトドアでも使えるカセットコンロを購入。災害時などは屋内で調理できるとは限らないですから、いざという時に活躍してくれる、心強いアイテムなのではと思います。
もうひとつ用意したのは「アイラップ」。熱湯ボイル可能なこのポリ袋に食材を入れれば、鍋も汚さずさまざまな料理が作れるという、もしもの時の便利アイテムです。この方法で調理するのは筆者も初めて。うまく「かぼちゃぜんざい」を作ることができるでしょうか。
材料をそろえて「かぼちゃぜんざい」づくり&実食!
初めての調理法に少しドキドキしながら、以下を用意して「かぼちゃぜんざい」づくりを開始!加熱調理にあたっては、東京ガス くらし情報メディア「ウチコト」の記事を参考にしました。
<かぼちゃぜんざい(3人分)の材料>
・北海道産かぼちゃ 食塩無添加(いなば食品)………1袋
・職人の技で炊き上げた 小豆たっぷりのぜんざい
(トップバリュ) ………2袋
・きざみゆず(エスビー食品) ………適量
1.「北海道産かぼちゃ」の封を開け、かぼちゃを潰していきます。
2.かぼちゃを3枚の「アイラップ」に分けて入れ、あとからそれぞれ小豆ぜんざいを加えます。袋の上を軽く結んだら、ポリ袋をもみながら、ふたつの食材をなじませるようにします。
3.鍋の4分の1ほどに水を入れて、耐熱性のある皿を底に置いてお湯を沸かします。沸騰したら皿の上に材料の入ったアイラップをのせて、2~3分温めます。
4.鍋から袋を取り出して、中身をこぼさないよう注意しながら袋の端をハサミで切って、耐熱ペーパーカップへ注ぎ、お好みでゆずを飾れば完成です。使い捨ての小さいスプーンを用意して、早速実食しました!
かぼちゃとぜんざいの優しい甘みが体に染み入るよう。できたて熱々を味わえば、どこでもほっと心なごむひと時が過ごせそうです。かぼちゃを加えることで、お腹の満足感もよりUPしそうです。
混ぜて温めるだけと簡単な「かぼちゃぜんざい」。ゆずの代わりにシナモンを加えるのもおすすめ。白玉やバニラアイスにかければ、ちょっとしたデザートにもなるので、冬至だけでなく、普段のおやつにも取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回はもしもの時を想定した調理方法で「冬至に食べたい!あったかスイーツ」を作ってみましたが、思った以上に簡単だと実感できました。この方法に慣れておけば、どこでも幅広い料理ができそうですね。みなさんも時間もゆとりができたら、もしもに備えた調理方法も体験してみてください。