ライト級の化け物王者を苦しめた世界3位が、4冠統一ウエルター級戦の前座に出場
WBCライト級3位、WBA/IBF/WBOで5位にランクされるメキシコ人のイサック・クルス(25)。2021年12月にジャーボンテイ・デービスに挑み、判定で敗れながらも大いに株を上げ、昨年9月にはWBCライト級タイトル挑戦戦として催されたエドワルド・ラミレス戦で2ラウンドKO勝ちを飾った。
とはいえ、なかなかタイトルマッチは実現せず、またしてもWBC&WBAライト級挑戦者決定戦に出場することとなった。7月29日に、21戦全勝7KOのジョバンニ・カブレラ(28)と対戦する。統一ウエルター級タイトルマッチのセミファイナルである。
カブレラのランキングはWBA9位、WBO11位、IBF13位。つまり「挑戦者決定戦」とは名ばかりで、勝利してもタイトルマッチが決まるとは思えない。
が、クルスが超満員のアリーナで戦うことは間違いない。このチャンスに本人は目を輝かせながら語った。
「世界のボクシングの中心地、ラスベガスで7月29日にリングに戻るのが待ちきれない。一年で一番大きなショーに出場できるなんて! さらに気持ちが昂ぶるのは、フリオ・セサール・チャベス、サルバドール・サンチェス、エリック・モラレスなど、メキシコの伝説的な選手たちが戦った、ラスベガスで戦うってことだ。長いこと、自分の夢だったからね。
今、ジョバンニ・カブレラの長所と短所を見極めながら、いつも通りハードなトレーニングを積んでいる。ボクシング史に永遠に残るであろう試合のセミファイナルに立てることを光栄に思う。
1ラウンドで終わろうが12ラウンドまで長引こうが、素晴らしい試合になるよ。カブレラを相手に戦いを見せる。ジャーボンテイが俺との再戦から逃れるために用意した、あらゆるドアを閉めるためのファイトだ。自分が135ポンドでベストだということを証明したい。
この試合に勝つことで、自分は次のレベルに到達できる。ジョバンニは質の高いファイターだし、彼が無敗なのには理由がある。いずれ戦わねばならない相手だったね。ただ、ジョバンニは、自分のようなファイターと対戦したことがあると思っているらしいが、本物と拳を交えるって想像とはまるで違うから覚悟しておいたほうがいい。
ファンは僕にとって特別なモチベーションだ。彼らの声援を耳にすると、喜びと誇りで心が満たされる。ファン全員に、この試合は入場料を払うだけの価値があると約束するよ。
俺は話題作りの好きなソーシャルメディア・ファイターではない。そのことを証明する。俺はまだ天井が見えていない戦士だ。ファンを失望させるつもりはない。いつも通り、ノックアウトを狙う!!」
世界ライト級タイトルマッチに結び付ける為にも、内容が問われる一戦だ。クルスは、どんな戦いを見せるのか。