鍋の具材は「適当に入れないで下さい!!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
皆さんは寒い季節、必ず食べたくなる料理はありますか?この寒い冬にお腹だけでなく、心までも満たしてくれる料理があります。それは「鍋」ではないでしょうか?
鍋といえば…様々な具材を入れる事や意外な食材との対面、『我が家はこれを入れるんだよ!』『それ入れるの!?』そんな、やりとりが起こるのも、鍋の魅力の1つだと私は思います。
お野菜からお肉や海鮮まで幅広く、鍋の具材はあります。
入れる具材が多ければ多いほど、ある問題が起きます。それは…「入れる順番」です。鍋の具材に“入れる順番が存在する”事は皆さん、なんとなく、分かっているのではないでしょうか?
実は、同じ肉でも「鶏肉」か「豚肉」かによって、順番は大きく変わります。
「なんとなく分かっているようで、実は理解していない」そんな人たちに向けた内容となっております。
そして、今回は入れる順番を①〜④にまとめました!
①魚介類・鶏肉・根菜類(火をつける前)
1番最初に入れるべき具材の特徴は「火が通りにくいもの」「出汁が出るもの」です。主にどういった具材があるのか?例をいくつか挙げてみます。
大根、人参、牛蒡、鶏肉、魚のあら、白菜の芯
いかがでしたか?『鶏肉は最初に入れるんだ!』と思った人もいるかと思います。鶏肉というのは他のお肉に比べて出汁が出やすく、また火が通っても固くなりにくいので最初に入れます。
ちなみに、鍋に「手羽元」を入れるとめっちゃ出汁が出るのでオススメです!!
②きのこ類・豆腐(フツフツしてきたら)
①に入れた具材たちがフツフツと沸いてきたら②の具材を入れます。そして、2番目に入れるべき具材の特徴は「加熱しすぎると、食感が悪くなるもの」「中までしっかりと火を通したいもの」です。
主な具材として…
椎茸、しめじ、舞茸、エリンギ、えのき、豆腐、
このタイミングで入れて欲しいのは「豆腐」です。
豆腐はというのは…90%水分で出来ています。そのため、豆腐を鍋に入れると水が出て「味が薄まり、温度が下がります」かといって、豆腐を最初(①)に入れると煮崩れを起こします。また、豆腐を入れたら1度味見をし、味を再調節して下さい!
③肉類、つみれ(しっかりと沸いてきたら)
鍋がしっかりグツグツと沸いてきたら、火をやや弱めて③の具材たちを投入して下さい!
3番目に入れるべき具材は「加熱をしすぎると、固くなるもの」です。
例を挙げると…
豚バラ、牛肉、つみれ
鶏肉以外のお肉はここで投入します。アクが出た際は「アク取り」も忘れずに!!
④葉物野菜、ネギ、もやし(③の肉が火通ったら)
いよいよ、ラストです。③に入れた具材に火が通ったら④を入れて下さい!最後に入れる具材の特徴は「さっと火を通せば、食べられるもの」「食感を楽しみたいもの」です。
主にどういった具材なのか?見ていきましょう!
白菜の葉、もやし、長ネギ、春菊、水菜
などが挙げられます。
これらの具材は余熱によって思ったよりも加熱されるため、1分経過したら火を消してください!
今回のまとめ
①魚介類・鶏肉・根菜類
②きのこ類・豆腐
③肉類、つみれ
④葉物野菜、ネギ、もやし
【もっと学びたい人へ】
私は「X」で役に立つ情報を発信してます。
気になる方は下のツイートを押して、覗いてみてね!