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「乳首付き」液体ミルク、国内発売の可能性は? メーカーに聞いた

岡田有花フリーランス記者
「明治ほほえみ らくらくミルク」(プレスリリースより)

 乳児用の液体ミルクが各メーカーから相次いで発表された。江崎グリコは、紙パック入りの「アイクレオ赤ちゃんミルク」を3月11日に一般発売。明治は缶入りの「明治ほほえみ らくらくミルク」を4月下旬に発売する。

「アイクレオ赤ちゃんミルク」(筆者撮影)
「アイクレオ赤ちゃんミルク」(筆者撮影)

 粉ミルクをお湯で溶かす手間なく、そのまま哺乳瓶に詰め替えて赤ちゃんにあげられるのがメリットだが、両製品とも哺乳瓶に移し替える必要があるため、災害時など、清潔な哺乳瓶や乳首が用意しづらい環境では使いにくい、という意見もある。

 海外では、キャップ部分に専用の使い捨て乳首(ニップル)を取り付けられ、移し替え不要でそのまま飲ませられるペットボトル型の液体ミルクが出回っている。こういった商品の発売予定はないのか、両社に聞いてみた。

 江崎グリコは「現時点で発売予定はない」という。明治は、「現段階ですぐに発表できるようなことはないが、今後、乳首付きなど別のパッケージ形態や、異なる容量の商品などの開発を前向きに検討していく」とのことだった。

 今回発売された液体ミルクの売れ行きや反響によっては、乳首付きの液体ミルクの発売も期待できるかもしれない。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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