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その名も…

100人カイギ

さて、みなさま、100人カイギというものをご存知でしょうか？

毎回５人の登壇者を呼んで彼らの活動にまつわる話を聞きます。20回開催、100人の話を聞いたところで終わる、というシステム。

自分の住んでいる地域にどんな面白いことを考えている人たちがいるのかを知ることができる、気軽で楽しい場です。

2019年に川崎市全体の100人カイギが始まり、コロナ禍を経て、2022年に終了しました。そのフィナーレ回の様子は、以前記事でも紹介しました。↓

川崎100人カイギがグランドフィナーレ！　コロナ禍を越え、地域の絆つなぐ

150万都市の川崎は広いので、さらに地域を狭めて、それぞれの区で開催されるようになりました。

中原区100人カイギ

中原区100人カイギは、2023年の10月に始まりました。

そして先月の27日、第9回が中原市民館で開催されたので、わたしもお話を伺いに行ってきました。

この日の登壇者はこの5人

私がコミュニティ活動に参加し始めたまさに最初の頃、すでに「コミュニティづくり」を仕事にされていた呉さん、子ども夢パークの運営をしながら、子どもをとりまくさまざまな社会課題を解決するために奮闘なさっている西野さんなど、じっくりお話を聞いてみたい！と思う方ばかり。

はたして、このものすごいメンバーが、持ち時間10分のなかで話し切れるのか！？

ドキドキしながら、スタート！

「実りの会」西野薫さん

教育分野における児童・思春期・青年期のカウンセリングを専門とされる西野薫さん。

ご出身は北海道で、旅好きというところにとても共感します（笑）

学校の先生方のメンタルに対する問題意識を、明確にもっていらっしゃり、子どもたちだけでなく、子どもたちが長い時間かかわる先生方の、心のケアができるようにクラウドファンディングも立ち上げています。

CRファクトリー　呉哲煥さん

こすぎのMr.コミュニティといえばこの方。

「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」の実現をめざして、NPO・市民活動・サークル向けに、その運営を支援するノウハウをたくさん開発していらっしゃいます。

野球に打ち込んだティーンネイジャー時代から一転、大学時代に参加したボランティアサークルでの活動によって、コミュニティのあり方について考えるようになったというところが、とても共感できました。

フリースペースたまりば　西野博之さん

そして、川崎市の青少年活動を語る上で欠かせないこの方！

もちろん10分で収まるはずもない、膨大な実績と、夢をお持ちなのです。

大人も子どももどろんこになって遊ぶことができる、ゆめパの話だけでも、30分は聞きたい内容ですが…

持ち時間が終わった後の質疑応答で、100人カイギらしく、西野さんの過去のお話を聞くことができ、その圧倒的なストーリーにまた、会場中が胸を熱くしているのが伝わってきました。

サントリー開発生産推進部 神吉久永さん

武蔵中原と小杉の中間ぐらいに位置している、サントリーの商品開発センターから来てくださった、開発生産推進部部長の神吉さん。

学生時代のスナック通いが功を奏して、日本の三大ビール製造元企業からすべて内定をもらった、という話が面白かったです。

こういう、登壇者の普段とは違う顔が垣間見られるところが、おそらく100人カイギの面白さなのでしょう。

なかはらミュージカル 奥平亨さん

トリは、なかはらミュージカルの実行委員である奥平さん。

わたしにとっては以前、街ナカアートの朗読の企画でご一緒したことがあるので、「絵本のお父さん」というイメージのある方です。

ファザーリングジャパンなど、いくつかのNPO法人に立ち上げから関わった経験をお持ちで、「しなやかな受け身」でいつも目の前に提示される新しい仕事に踏み出されているところが、とても魅力的だなあと思いました。

みなさま、ほんとうに盛りだくさんの内容で、ここにすべてを書くことができないのですが、100人カイギのNoteに公式レポートがあがっていますので、気になる方はぜひそちらをお読みください。

ネットワーキングタイム（気になった人と話したり、名刺交換などができる時間）もとても盛り上がっていました。

参加者は、公式発表によると過去最高の43人。

第1回〜第8回までの開催場所は、丸子山王日枝神社の山王会館だったのですが、今回アクセスのいい中原市民館で初開催したということも大きかったのかもしれません。

今までの登壇者

会場の隅に目をやると、今までの登壇者が貼ってありました。

過去の登壇者に関しては、公式サイトでももちろん見られるのですが、こうやってアナログな対応もしてくれていると、デジタルデバイドを感じなくて済みますね。

参加者からそれぞれの登壇者へ感想も

参加者からの感想も、このようにポストイットに書いて貼っていくシステム。

高校演劇大会みたい（笑）。

他の人の感想も読むことができて、とてもいいシステムだと感じます。

「ミュージカルやりたいです！」

「サントリーのことを知ることができました」

「居場所の大切さ、共感します」といったような皆様のフィードバック、登壇者の方にとっても励みになったことでしょうね。

次回はついに10回目！

そして、次回はいよいよ10回目。

アートスペシャルということで、文化財団の理事長・中村さんや、絵描き屋みかんさんに、あそびのわとわの坂井さん、俳人の小山さん…　そして、どこかでみたような琵琶弾きもいますねw。

10分だと、自分の活動のどの部分を切り取ればいいのか、なかなか難しいところですが、せっかく地域でのイベントなので普段は話さないようなことを、はなしちゃうかも？

場所は、中原工房の工房カフェ。

とても素敵なカフェですが、駅からは少し離れているので、来場予定の方は余裕を持って行ってくださいね。

申し込みはPeatixからするようです。100人カイギのページのMORE INFOというところから飛んでくださいね。

地元の仲間を作りたい人におすすめ！

終わった後には、運営の皆さんと、登壇者と、参加者とでお食事に。（希望者のみ）

席が隣になった方は、このイベントに初めて参加されたと言っていましたが、すっかり馴染んでいらして、数日後には私が開催したアートスナックにも遊びに来てくださいました。

自分が何か話すのは少し緊張するけど、人の話を聞くのは好き、という方や、自分の地域にどんな人がいるのか知りたい、友達を増やしたい、という方には、ぴったりの素敵なイベントだと思います。

今後も、きっと面白い人たちが続々登場してくれることは間違いありません。

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