【川崎市】プレイパークで成長する子どもたちを描いた「ゆめパのじかん」をいま観るべき5つの理由
こんにちは!
川崎市を拠点に、文化活動やおいしいグルメの情報発信をしている役者のAshです。
先日、子育てをしている方や、子どもたちの未来に関わるお仕事をしている方には「すべからく観るべし」と断言できるとても素敵な映画を観てきました。
(本当はお盆休みの前にご紹介したかったのですが、忙しくてなかなか書けずにごめんなさい!!金曜日まで新百合ヶ丘でやっているので、ぜひこの機会を逃さず観に行ってほしいです)
川崎市の方が今、これを観るべきだと言える5つの理由とともにご紹介したいと思います。
1:川崎市のプレイパーク「子ども夢パーク」で撮影されたドキュメンタリー映画
まず第一には、この作品は川崎市高津区にある「子ども夢パーク」で撮影された作品だということです。
小さいお子さんがいる方は、一度は行ったことがあるのではないでしょうか?
自分が行ったことがある場所が舞台になっている映画、というのは、それだけでもワクワクするものですよね。
でも、それだけではありません。
2:「さとにきたらええやん」も撮っていて、Yahoo!クリエイターのひとりでもある重江良樹監督の作品であること
この記事を読んでいる方の中には、重江監督の前作「さとにきたらええやん」を知っている方も多いかもしれません。
私はまだ、観られていないのですが、周囲の評判があまりにも良くて、次に近くで上映される機会があったら必ず観たいと思っている映画のひとつです。
こちらの映画でも重江監督は、「こどもの居場所」について丁寧に描き出しているのですね。
しかも、この記事を書くために調べていたら、なんと重江監督はYahoo!クリエイターのお仲間だということに気が付きました。
重江監督のこちらの記事でも、ゆめパークについて触れられています。
3:子どもたちの才能が輝く瞬間が美しい
「生きる力を育むじかん」について
この映画の中で描かれているのは、特別な事件や物語ではなく「じかん」です。
映画の冒頭に出てくる虫の好きな男の子は、小学校低学年なのですが、話していることはとても深くて、驚かされました。
大人から「これをやりなさい」「これをやっちゃだめ」と言われなければ、子どもたちは自分の本当に好きなことを深く掘り下げて、自ら思考力をつけていくものなんだな、と映画を観ていて改めて思いました。
この映画では、子どもたちの「居場所」である「子ども夢パーク」=「ゆめパ」で、どんな人たちが集い、どんな時間を過ごしているのか、ということがゆっくりと描かれます。
それをゆっくりと眺めているだけでも、非日常感とともに、普段自分が子どもと一緒に過ごしている時間について、考えることができました。
子どもたちで作るイベントの素晴らしさ
この映画の中では、子どもたちが自分たちで作ったものを売り買いする「ゆめ横丁」というイベントを企画、運営する様も描かれるのですが、その規模にびっくりします。
屋台はその辺に積んである角材やベニヤ板を使って子どもたちが文字通り「建築」します。
売っていい商品のルールや、値段の付け方なども自分たちで考えるんですね。
大人は聞かれてアドバイスすることもありますが、基本的には本当に危険なもの以外には口を出しません。こんな素敵なイベントがあることを知らなかったのが、悔やまれます!
4:コロナ禍において、子どもの居場所がますます少なくなってしまったこと
この映画は、3年以上の時間を重江監督が、ゆめパのなかで子どもたちと過ごしながら撮り進めた映像のドキュメンタリーです。
その3年の間に、新型コロナウイルスの流行が始まり、元・所長の西野博之さんや、スタッフのみなさんが「今だからこそ、こういう場所は必要とされている」とゆめパを閉めない決断をしたときのシーンなどは、グッと心に迫るものがありました。
西野さんは、常に子どもたちの居場所にその温かく真剣な眼差しを向けていて、その語る言葉には力があります。
西野さんの思いにもぜひ、耳を傾けて観てほしいです。
5:新百合ヶ丘で上映中であること
そして!5つ目は大切な「ロケーション」です。
現在、新百合ヶ丘の川崎市アートセンター「アルテリオ映像館」で上映中です。
商業映画と異なり、このような映画は単館でしかほぼ上映されないので、近くで上映されているなら何を置いても観たいところ!
アルテリオ映像館は、椅子の座り心地も良く、とても綺麗で映画が観やすい映画館です。
ぜひ、この機会に観に行ってみてください!!
今週末、19日まで上映されています!
《追記》
私がこの記事を出すのが遅かったせいで、そんな平日の昼間にやってる映画観られないよ…とがっかりしてしまった方もいるかもしれません。本当にすみません(涙)
最後に、「ゆめパのじかん」のパンフレットの最後のページに案内があった「自主上映会」の案内についても触れておきます。
この映画を多くの必要な方に観てもらうために2022年10月頃より「自主上映会」の募集を開始する、と書いてありました。
小規模上映会(入場者数100人以下)の場合、1日の最低保証料金は50,000円(2日目以降は30,000円)ということですので、例えば50人くらいの規模でもひとり1,000円の計算で上映会をすることができますね。
地域のコミュニティや、子育て支援関連企業さんなど、興味のある方はぜひ、以下の連絡先にお問い合わせしてみてください!
わたしもまた川崎市内でこの映画が上映されることを、熱望しています!