明日、ゴング!WBAスーパーミドル級タイトルマッチ
米国・ミネソタ州ミネアポリスの「ザ・アーモリー」でセットされたWBAスーパーミドル級タイトルマッチ、デビッド・モレル・ジュニア(9戦全勝8KO)vs.28勝(22KO)2敗のセナ・アグベコが迫って来た。
試合2日前の最終記者会見における両者の言葉をご紹介しよう。
まずは王者、モレル。
「俺を軽蔑すると、苦しむことになるぜ。アグベコがデカいことを言うなら、痛めつけてやるよ。土曜日の夜、6ラウンドか7ラウンドでヤツをノックアウトする。それが、ヤツへのクリスマスプレゼントだ。
SHOWTIMEが放送する最終試合に選んでもらって光栄だ。俺は4月の時点で彼を迎える準備ができていた。今も万全だ。
アグベコは地獄に落ちるだろう。 俺のコンディションはパーフェクトだからな。本当にアグベコだけに集中してやってきた。身体もメンタルも100%に仕上げた。
今はデビッド・ベナビデス戦のことは考えていない。アグベコ戦の後だな。まずはこの男を葬らねば。この機会を得られて嬉しい。今回、家族が初めて俺の試合を見るために会場に来るんだ。それがプレッシャーにはならない。何故なら、キューバでどうしているかを心配する必要がなくなったから。とても気分が良く、頭がすっきりしている。リングに上がれば、アグベコを倒すだけだ」
挑戦者も言った。
「私はスーパーミドル級でトップになりたいという気持ちを常に持っていました。最高の相手と戦いたい。最初からそれを望んでいたのです。私たちは、それぞれが世界チャンピオンになりたいと思っています。同じ使命を持つ者を憎むことはできません。
私は多くのことをリングで成し遂げてきましたが、人々に無視されていました。ただただ、チャンスが欲しかった。己の実力を証明する機会が必要だったんですよ。
自分の希望を受け入れてくれたデビッド・モレル・ジュニア、そして彼の陣営に感謝しています。彼らは私を食肉処理場に送り込まれる羊だと感じていますが、羊の皮を被った狼であることに気付いていませんね。
このファイトは集大成です。 12年もの長い時間を要しました。世界タイトルを目指して、ずっとトレーニングしてきました。土曜の夜、この試合に勝つことが私の人生にとって全てなのです。ガーナから誕生した世界チャンピオンのリストに、自分の名を加えたいですね」
勝利の女神はどちらに微笑むか。