史上2組目の「30本塁打クインテット」が誕生する。筆頭のオルソンはブレーブスのシーズン記録を更新
9月16日、アトランタ・ブレーブスとマイアミ・マーリンズは、ホームランを4本ずつ打ち合った。
ブレーブスは5対11で敗れた――すでに地区優勝を決めている――が、この試合は、ホームランの記録が2つ生まれた。
オジー・オールビースがシーズン30本塁打に達し、2019年のミネソタ・ツインズに続く、史上2組目の「30本塁打クインテット」が誕生した。ナ・リーグのチームでは、初めてだ。また、マット・オルソンは52本目のホームランを打ち、2005年にアンドルー・ジョーンズが樹立したブレーブスのシーズン記録、51本塁打を上回った。
30本塁打以上の5人は、52本のオルソン、37本のロナルド・アクーニャJr.、9月16日に36本目のオースティン・ライリー、34本のマーセル・オズーナに、30本のオールビース。ちなみに、2019年にツインズで「30本塁打クインテット」を結成した5人のうち、32本のエディ・ロザリオは、2021年の途中からブレーブスでプレーしているが、今シーズンのホームランは21本だ。
5人のホームランの合計は、今シーズンのブレーブスが、すでに2019年のツインズを凌いでいる。2019年のツインズが174本、今シーズンのブレーブスは189本だ。チーム全体では307本と287本だが、ブレーブスはあと14試合を残している。新記録の可能性は高い。
なお、9月16日にブレーブスの選手が打ったあと1本のホームランは、マイケル・ハリス2世のシーズン18本目だ。
ブレーブスでは、7人が20本塁打以上を記録している。30本塁打以上の5人とロザリオ、20本塁打のショーン・マーフィーがそうだ。ハリス2世があと2本のホームランを打つか、ここまで17本のオーランド・アルシアがあと3本を積み上げると、こちらも2019年のツインズに続く、史上2組目の「20本塁打オクテット」となる。ハリスもアルシアも20本塁打以上なら、史上初の「20本塁打ノネット」だ。