猫好きなら共感必至!?『猫あるある』な行動10選!どうして?思わず笑っちゃう猫のユニークな一面
猫を飼っている方なら、きっと共感できる「猫あるある」。愛らしくも時にはちょっと鈍くさい、そんな猫たちの行動は飼い主の心を癒やし、思わず笑顔になってしまう瞬間がたくさんあります。
そこで今回は、猫好きの方なら絶対に納得する、猫のユニークな行動10選をご紹介します。猫の可愛らしさと、少し謎めいた行動の秘密に迫ってみましょう。
1.『猫あるある』な行動10選とその理由
1‐1.狭いところに無理やり入る(自分のサイズ感を把握していない)
猫が狭いところに無理やり入る姿は、猫好きなら誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。
猫は自分のサイズ感をあまり気にせず、小さな箱や袋、隙間などに入り込もうとします。
まるで自分のサイズ感を忘れてしまっているようで、飼い主をクスリと笑わせてくれますね。
しかしこれは野生時代の本能に由来している行動。身を守るための「狭い場所」を求める本能が、今の猫たちにも深く刻まれているからなのです。
人間からしたら「ただただサイズ感がおかしい」と思いますが、猫にとっては本能に従った自然な行動なんですね。
1‐2.突然猛ダッシュする
猫が突然、家中を猛スピードで駆け回る姿を見たことある方も多いのではないでしょうか。
まるでどこかに急いで向かっているかのような姿は、飼い主を驚かせることも少なくありません。
実はこの行動は「真空行動」と呼ばれるもので、猫が溜まったエネルギーを一気に発散するために行うものです。
とくに室内飼いの猫は運動不足になっているケースが珍しくなく、このような爆発的な動きでエネルギーを発散させているともいわれます。
ほかには、猫の好奇心をくすぐるような何かを見つけたときも、猛ダッシュすることもあるようです。
1‐3.「そこで!?」という場所で休む
猫は人間から見て「なんでそこで?」と思わず突っ込みたくなるような場所で、平然と休んでいることがよくあります。
たとえば洗濯機の上や本棚の中段、キャットタワーの淵のほうや、ソファの背もたれの上部など、一見すると落ち着かなそうな場所で、「至極の安息の地」のような顔をして休んでいます。
猫がこのような場所で寝る理由は…猫に聞かないとわかりません。しかしその場所の温度や高さ、においや感触といった要素が猫を惹き付けているのかもしれませんね。
人間から見て意外な場所で寝ているように見えても、猫にとっては最適な場所であって、そこにはわたしたち人間が知り得ない感覚や基準が存在しているのでしょう!
1‐4.中途半端に口を開けている
猫が中途半端に口を開けている姿は、猫好きにはおなじみの光景ですね。
実はこの行動は「フレーメン反応」と呼ばれ、猫が特定の匂いを感じ取るために行うものです。口の中にあるヤコブソン器官という部位を使って、匂いの分子を分析しているのです。
とくに他の猫のフェロモンや飼い主の匂いを感じ取る際に、この反応が見られがち。
飼い主の靴下のにおいを嗅いだあとに、ぽかんと口を開けている姿は「くさっ!」といっているようで、面白いですよね。
しかしこういった猫が口を半開きにしている姿は、少し間抜けに見えるものの、実は非常に重要な情報収集の一環なんです。
1‐5.舌をしまい忘れる
猫が舌をしまい忘れるしぐさは、猫好きにはたまらない「猫あるある」の一つです。
猫がリラックスしている時や、夢中になって毛づくろいをしている時に、ふとした瞬間に舌がちょこんと出たままになるケースがあります。
こうなってしまう理由は、毛づくろいでつかれた、単純にしまい忘れなどさまざまです。
もともと猫の口の構造上、舌が出やすいものの、あまりにも無防備な姿は思わず写真に納めたくなりますね。
1‐6.トイレ掃除の直後に排泄をする
猫がトイレ掃除の直後に排泄をする行動は、猫好きの間でメジャーな『猫あるある』の一つです。
掃除直後に排泄する理由は主に2つあって、1つは縄張り意識、もう1つはトイレを我慢していたというケースです。
縄張り意識というのは、「自分のにおいがなくなったトイレ」に真っ先ににおいを付けなおそうとする行動をさします。
猫は自分の匂いを残すことで、その場所が自分のものだと主張する生き物。そのため周囲に「トイレも自分のもの」とアピールするために、におい付けをするのです。
もう一つの理由は、トイレを我慢していた場合です。猫は清潔好きな動物なので、汚れたトイレでは排泄を我慢してしまうことがあります。
そのため、飼い主がトイレを掃除してキレイになったタイミングを見計らって、待ちわびていたかのように掃除したてのトイレに駆け込むのです。
1‐7.帰宅後のスリスリ攻撃
猫との生活でみられる「あるある」な行動といえば、飼い主の帰宅時に見せる「スリスリ攻撃」です。
玄関のドアを開けた途端に愛猫が一目散に駆け寄ってきて、足元や脚にスリスリと体をこすりつける。この光景は、多くの猫飼いにとってお馴染みでしょう。
実はこれは猫が飼い主への愛情を示す行動のひとつで、自分の匂いを付けて「この人は私のもの」と、アピールしています。
帰宅後の飼い主には、嗅ぎなれないにおいがたっぷりついているので、自分のにおいを上書きしようとしているのですね。
疲れて帰宅した飼い主の心も、この出迎えによって癒されるでしょう。
1‐8.ご飯のチョイ残し
猫の「あるある」な行動の一つに「ご飯のチョイ残し」があります。
新鮮なフードを用意しても、必ずといっていいほど数粒を残して食べ終わる猫も珍しくありません。「なんでそれだけ残すんだ」とツッコミたくなります。
この行動の理由には諸説考えられますが、野生の本能が関係している説が有力です。
実は野生で生きていた時代、猫は次の獲物がいつ手に入るか分からない環境で生活していたため、食べ物を少し残しておき、万が一の飢えに備える習性をもっていたのです。
そしてこのような習性は現代の室内飼いの猫でも根強く残っており、十分な食事が与えられている環境でも、本能的に食事を少し残す場合があります。
1‐9.何もないところを見つめる
猫が突然、何もない空間を見つめ始める行動は、飼い主を驚かせる代表的な猫あるあるの一つです。
部屋の隅や天井、壁などをじっと見つめ、時には首を傾げたり、尻尾を揺らしたりする様子は、まるで目に見えない何かと対話しているかのよう…。
しかしこれは、猫の優れた感覚によるものです。猫は人間よりもはるかに優れた動体視力と聴覚を持っており、私たちには感知できない小さな虫や、高音域の音(ネズミの鳴き声など)を捉えることができます。
そのため猫がなにもない場所を見るのは、人間には聞こえない音や見えない物体を見てるだけなのでしょう。
つまり私たち人間が不思議がる「何もないところを見つめる」という行動は、猫の視点からすれば、むしろ当たり前の反応なんですね。
1‐10.ツンデレがはっきりしすぎ
猫の「ツンデレがはっきりしすぎ」という性格は、猫好きにとって「愛おしさの象徴あるある」ともいえるでしょう。
たとえば甘えたそうに近づいてきて、スリスリと体をすり寄せてきたかと思えば、撫でようとした途端に手を噛まれたり、急に距離を取られたりするのはよくある光景ですね。
また「構って欲しい」とアピールしてきて、こちらが応えると「実は構って欲しくなかった」とばかりに背を向けて立ち去ることもあります。
このような極端な態度の変化は、ベテラン飼い主でも少し戸惑うときもあるほど…しかしこのめまぐるしい感情の振り幅こそが、猫の魅力の一つとして愛しく思うのかもしれません。
2.まとめ
猫好きさんや猫の飼い主さん、今回紹介したような猫の行動を見たことはありませんか?これらの行動の多くには、猫の野生時代からの本能や、優れた感覚能力が関係しているんです。
時には思わず笑ってしまうような仕草も、猫ならではの魅力的な行動の裏には猫たちなりの理由があるのです。
そしてこんな不思議で愛らしい「あるある」行動も、私たちの生活を豊かにしてくれる大切な要素なのかもしれませんね。