開幕直後に1年250万ドルで入団の投手が先発1登板でロースター外に
4月9日、ニューヨーク・メッツは、フリオ・テラーンをDFAとした。40人ロースターから外した、ということだ。
テラーンがメッツに入団したのは、4月5日だ。そして、4月8日の先発マウンドに上がった。
最初の2イニングは無失点ながら、3イニング目に4点を取られた。先頭打者から、四球、四球、二塁打で2失点。さらに、2死からホームラン。続いて、シングル・ヒット2本を打たれ、そこで降板した。
ちなみに、この試合の相手、アトランタ・ブレーブスは、テラーンにとっては古巣だ。2019年までブレーブスにいて、2013~19年は、7シーズン続けて170イニング以上を投げた。ブレーブスに対して投げるのは、昨シーズンの2試合に続く3度目。昨年7月の2登板は、23日が6イニング1失点、29日は5イニング9失点だった。
テラーンがメッツと交わした契約について、MLB.comのアンソニー・ディコモは、1年250万ドルと報じていた。だが、ニューズデイのティム・ヒーリーによると、この金額は保証されておらず、現時点でテラーンがもらえるのは、ロースターに入っていた4日分の約5万4000ドルだという。
ウェーバー公示中に、テラーンの獲得を申し出る球団はないだろうし、その後、テラーンがマイナーリーグ降格を拒否し、退団する可能性も高い。
テラーンのDFAに伴い、デドニエル・ヌニエスがAAAから昇格し、26人のアクティブ・ロースターに入った。ヌニエスはリリーバーなので、ローテーションには、ホゼ・ブートーが加わると思われる。現在、ブートーはAAAにいるが、ダブルヘッダーとなった4月4日は、ロースターの27人目として昇格。2試合に6イニング1失点を記録し――自身に白星はつかなかったものの、メッツのシーズン初勝利に貢献し――翌日にAAAへ戻った。