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「のん」初の展覧会「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」マスコミ内覧会レポート

宗像明将音楽評論家
「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」マスコミ内覧会でののん(筆者撮影)

女優、モデル、ミュージシャンと多くの顔を持つ「創作あーちすと」の「のん」の初の展覧会「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」のマスコミ内覧会が2018年4月18日に渋谷GALLERY X BY PARCOで開催された。

マスコミ内覧会でののん(筆者撮影)
マスコミ内覧会でののん(筆者撮影)
マスコミ内覧会でののん(筆者撮影)
マスコミ内覧会でののん(筆者撮影)

会場には、前日にのんが描いたという壁一面のドローイング、巨大な「ハムスター」をはじめとして、さまざまな絵やマテリアルなどの作品が展示され、さらに天井からは多くの衣装が吊るされるなど、のんならではの空間が形成されていた。

「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」の展示(筆者撮影)
「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」の展示(筆者撮影)
壁一面のドローイング(筆者撮影)
壁一面のドローイング(筆者撮影)

マスコミの囲み取材に対して、のんは今回の「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」というタイトルについて「女の子の凶暴さや無鉄砲さは魅力だと思ったので、女の子のはちきれるエネルギーを表現できたらなと思った」と語った。

囲み取材に応じるのん(筆者撮影)
囲み取材に応じるのん(筆者撮影)
囲み取材に応じるのん(筆者撮影)
囲み取材に応じるのん(筆者撮影)

また、「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」の空間については「ギャラリーの中にも道が続いていて、でかいハムスターがいて、突き当たっているのに『止まれない』と書いてあるんです。突き進む力強さがあるといいな、パワフルにしたいな、と思ってました」と語った。

巨大なハムスター(筆者撮影)
巨大なハムスター(筆者撮影)
床の「止まれない」の文字(筆者撮影)
床の「止まれない」の文字(筆者撮影)

展覧会公式図録である「女の子は牙をむく」は、「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」の開催当日の朝に会場に届く予定だったが、沼津の工場から急遽持ち込まれたとのこと。表紙に穴が空いた凝った装丁について、のんは「好きなものを入れられるんです」と紹介した。

展覧会公式図録「女の子は牙をむく」(筆者撮影)
展覧会公式図録「女の子は牙をむく」(筆者撮影)

「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」は、GALLERY X BY PARCOで2018年4月19日(木)から5月8日(火)まで開催。5月8日には、クロージング・イベントとしてのんが率いるガールズ・バンド「 ‘のん’シガレッツ」の初ワンマンライヴが渋谷クラブクアトロで開催される。スペシャル・ゲストは、大友良英、高野 寛、弓木英梨乃(KIRINJI)。

また、5月9日(水)には、のんのファースト・アルバム「スーパーヒーローズ」がリリースされ、4月20日発売の「MUSIC MAGAZINE」5月号ではのんの特集が組まれる。

音楽評論家

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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