【鎌倉市】長谷寺の秋の夜間特別拝観で見る紅葉と光の共演!ライトアップは12月11日まで
長谷寺では、11月18日~12月11日まで秋の夜間特別拝観が行われています。
あたりが暗くなりはじめるころから徐々に点灯が始まり、日中とはまた違った幻想的な世界に引き込まれました。
今回は、長谷寺の秋の夜間特別拝観をご紹介します。
長谷寺1300年プロジェクト特別公開
長谷寺は、天平8年(736年)に開創されたと伝えられる由緒ある寺院で「長谷観音」という名で親しまれており、正式には「海光山慈照院長谷寺」と号します。
御本尊の「十一面観世音菩薩像」は、木彫仏として日本最大級の高さを誇る9.18mの御尊像であり、2021年に造立1300年を迎えられました。
境内には四季折々の花が咲き誇り、紫陽花や桜の時期は多くの参拝者で賑わいますが、秋の紅葉もまた赤く色鮮やかな美しい景観が訪れる人々を楽しませてくれます。
鎌倉の海や街並みを一望できる見晴台からの眺めも魅力のひとつですね。
参拝者を出迎える山門の赤い提灯は1300年を記念して金色の提灯に変わっています。
表は「本尊造立千三百年」、裏には「HASE KANNON 1300」の文字が。
記念すべき年にお参りされる方の厄災を祓い、未来を照らすよう願いが込められているそうです。
特別な行事が執り行われる際に掛けられる五色幕。
緑はお釈迦様の髪の色、黄は身体、赤は血液、白は歯、紫は袈裟を意味しており、お釈迦様のお姿や御教えに包まれている事を表しています。
期間中は常設されていますので、月夜に映える美しい五色幕を是非ご覧ください。
紅葉も見頃を迎えます
ライトアップされた紅葉がまるで鏡のように水面に映し出されています。
その美しさから撮影待ちの行列ができるほど。多くの方がカメラを向けていました。
長谷寺の広報の方にお話を伺うと、
「今年は台風の直撃を免れたおかげで風の影響を受けやすいイチョウの葉も残っており、色づいています。この時期は、イチョウの黄色、モミジの緑色と赤色を同時に楽しむことができるので、この時期ならでは、鎌倉ならではの紅葉を楽しんでもらえたら。また、鎌倉は内陸と違って海沿いなので、一度に真っ赤になることはないのですが、今年は色づきが期待できそうです。」
とのことですので、12月中旬まで見事な紅葉を堪能できそうですね。
ちなみに、妙智池の鯉たちが水の中で止まっていました。これは水温の低さで動けなくなっているからだそうです。
鯉も寒さが身にこたえるのですね。横一列に並んで止まっている鯉の姿が可愛らしい印象でした。
石段を登って上の境内へ
11月27日までインスタレーションのイベントが開催されており、音と光と映像と全てが大迫力でした!
神秘的で尊い光の演出に多くの人が魅了されていました。
お地蔵さまに癒されます
長谷寺の中でも癒しスポットとして名高い「良縁地蔵」と「和み地蔵」。
優しい表情が可愛らしいお地蔵さまですね。
三体それぞれポーズが違うことに気づきました。
全て手を合わせておきましたので、きっと良縁があると信じています!
今だけの夜間特別拝観
期間中、ライトアップは16時頃から始まります。
混雑が予想されますので日没前からの入山がおすすめです。
日に日に寒さが増して日没後は冷え込んできますので暖かい服装でお出かけください。
秋の終わりの長谷寺を堪能しつつ、普段とはまた違う魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
*掲載されている情報は、掲載時点の内容です。
*写真撮影は可能ですが、三脚を用いての撮影は禁止されています。
■鎌倉・長谷寺秋の夜間特別拝観
日時 11月18日(金)~12月11日(日)
時間 日没~19:00閉門(19:30閉山)
拝観料 大人400円 小学生200円
住所 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
拝観時間 10:00~18:00
電話 0467-22-6300