今年は暑いゴールデンウィーク 乾燥による火災に注意を
今年のゴールデンウィークは、晴れて、初夏の気温となる日が多くなります。28日時点の最新予報をお伝えします。
初夏の気温のGW
「新緑寒波」や「若葉寒(わかばざむ)」など、年によっては寒の戻りもあるゴールデンウィークですが、今年は暖かい空気が勝って初夏の気温です。
西日本や東日本では、晴れる日は25℃前後まで上がり、内陸では30℃前後の日も出てきます。
北日本では、27日(月)ほどの極端な高温はなさそうですが、それでも平年を上回る暖かさの日が多くなる見込みです。
雨が続かないGW
梅雨入りが近い沖縄をのぞき、全国的に高気圧に覆われて、晴れる日がまずまず多いゴールデンウィークになりそうです。
その中で、29日(水)は西日本の所々で雨が降り、5月4日(月)~5日(火)は各地で雨が降りやすくなります。
ただ、いずれも長時間降り続くタイプの雨ではなさそうで、低気圧や前線の形状しだいでは、あまり降らない、という可能性もあります。
雨が続かず、空気は乾燥しやすいでしょう。
乾燥による火災が心配なGW
「乾燥注意報」と聞くと、近頃はお肌の乾燥や風邪の流行を心配する人もいるようですが、この注意報が主に注意を呼びかけるのは「火災」です。
空気の湿度に加え、過去数日の乾燥具合から見た木の燃えやすさも、注意報が出る際の基準になっています。
昨年5月、兵庫県でバーベキューの火の不始末によって大規模な山火事が起こり、周辺の高速道路も一時通行止めに。バーベキューをしていた会社員が逮捕されるということがありました。
昨年の西日本は、4月から5月上旬に雨が少なく、乾燥が続いていました。
今年も4月後半から、雨が少なくなっています。連休中は雨が続かないうえに、気温も上がり、草木は乾いて燃えやすくなるでしょう。外で火を使ったあとは、火が消えたか、いつも以上に確認をしたほうが良さそうです。