【京都市上京区】京都御苑の梅林 開花遅れ、見ごろは中旬以降か? 立命館発祥の地は御所内にあった!
例年遅咲きが多い京都御苑の梅林ですが、2022年は雪が舞うほどの寒い日も続いたためか、開花がさらに遅れている模様です。
3月10日の早朝、そろそろ京都御苑の梅林が見ごろではないかと思ってやってきました。かつては政庁と公家衆の邸宅が建ち並び、やんごとなき人々の集うところだった御所内も今は、芝生を除いて自転車で行き来できます。梅林は、まだ早咲きが2分、3分といったところでした。
京都御所は言わずと知れた平安時代から明治に至るまで千年以上にわたり、京の都の中心として天皇が政事を行った所です。江戸時代末期には京都御所を囲むように公家屋敷街が形作られていましたが、明治維新を迎え京都から天皇と公家たちも東京へと移り住んでしまいました。
その後、公家屋敷街一帯は建物を取り払い公園となり、「京都御苑」として生まれ変わりました。現在では、京都御所、京都大宮・京都仙洞御所、京都迎賓館を含む緑豊かな約100ヘクタールに及ぶ広大な敷地は、九門五口の出入口がある公園として、国内、海外から訪れる観光客や身近な市民の憩いの場として、広く親しまれています。(一般財団法人国民公園協会 京都御苑ホームページより抜粋)
梅林の東側に「西園寺邸跡」の標柱がありました。その傍らには「白雲神社」が鎮座しています。西園寺家はこの場所にあり、1869(明治2)年9月、公家であった後の内閣総理大臣・西園寺公望によって「私塾立命館」が邸内に創設されました。100人あまりの塾生が集ったと言われています。これが今の立命館大学の前身です。
「白雲神社」は、西園寺家の鎮守社で「御所の弁天さん」とも呼ばれる妙音弁財天(市杵島姫命)を祭神としています。元仁元年(1224年)に、今の金閣寺境内の高台にあたる北山第に西園寺公経がを造営した妙音堂に由来します。その後、御所内の西園寺家邸内に再興されましたが、明治になって西園寺家は東京に移り、白雲神社と改められました。
白雲神社(外部リンク)京都市上京区京都御苑3
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