【東京都中央区】日本の伝統色「金春色」ってどんな色?銀座「金春通り」にヒントがあります
銀座7丁目と8丁目を南北に走る「金春(こんぱる)通り」。江戸時代に能楽の「金春流」の屋敷があったことから、その名が付けられました。200mほどの短い通りですが、レンガ街の遺跡、寿司の名門「久兵衛」、銀座に残る銭湯「金春湯」、江戸時代の調味料を販売している「三河屋」などがあり、1度歩いてみる価値のある通りです。
この通りと同じ名前の「金春色」という色彩があることをご存じでしょうか?別名「新橋色」とも呼ばれ、日本の伝統色の1つになっています。明治時代に、金春や新橋芸者の間で流行した色なので、「金春色」(新橋色)と名が付いたそうです。どんな色なのか、気になりませんか?金春通りの銘板に、その色を見ることができます。
青に緑が混じった華やかだけど、上品な色です。筆者の好きな色の1つで、偶然ですが、この色のペンとノートを使っています。「金春色」という名前は知らなかったのですが、この色を見ると落ち着くので、何年も愛用しています。
「金」の「春」と書く、漢字も素敵ですね。「桜色」、「萌黄色」のように、「金春色」も広く一般に知られる色になって欲しいものです。
【金春通り】東京都中央区銀座8丁目 中央通り(銀座通り)から1本西側の裏通り