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自宅学習のためのオンライン教材は無料公開期間の延長を続々と発表

五十嵐悠紀お茶の水女子大学 理学部 准教授
(写真:アフロ)

 新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、4月からも小中学校の臨時休校が続く地域が多い。

 都内では、入学式の在校生参列を中止したり、始業式の開催日程をずらしたり。学年ごとに登校日を設けたりと、様々な策をとりながらも、ゴールデンウィーク明けまで臨時休校が続く見通しだ。

 小学生が自宅学習に使えるオンライン教材にはどんなものがあるの?(2020/03/01 掲載)の記事でも、自宅学習に適したオンライン教材などをオススメしたが、3月中無料公開などとしていた団体が、4月以降も臨時休校が継続されている現状を踏まえて、無料公開期間を延長したり、他の団体も無料公開を始めたりと、オンライン教材が続々と増えている。

経済産業省 未来の教室
経済産業省 未来の教室

 経済産業省の#学びを止めない未来の教室のページでも、

※本ページは当初3月の休校期間内の公開を想定しておりましたが、

一部自治体・学校にて4月以降も休校が継続されている現状を踏まえ、公開を継続いたします。

出典:経済産業省 未来の教室

との記載があり、様々な団体のサービスがまとまっている。

 3月は学年の総まとめとして大事な時期だったが、4月は新学年になって、子どもたちにとってもやる気がみなぎっている大事な時期。机の片づけをしたり、部屋の整理をしたりしている子どもも多いのではないだろうか。

 そんな意欲がある今のうちに、デジタル教材を使いながらの学びにも、是非挑戦してみてほしい。

お茶の水女子大学 理学部 准教授

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).日本学術振興会特別研究員PD, RPD(筑波大学), 明治大学総合数理学部 専任講師,専任准教授を経て,現職.未踏ITのPM兼任.専門はヒューマンコンピュータインタラクションおよびコンピュータグラフィックス.子ども向けにITを使ったワークショップを行うなどアウトリーチ活動も行う.著書に「AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55」(河出書房新書),「スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子 (ネット社会の子育て)」(ジアース教育新社),「縫うコンピュータグラフィックス」(オーム社)ほか.

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