休校中の子どもたちを遠隔で見守るためのデジタルツール活用とは

(写真:ペイレスイメージズ/アフロイメージマート)

 臨時休校が始まり、子どもたちも親もいつもとは違うそわそわした1日を過ごされたのではないでしょうか。自宅から仕事ができる人もいれば、後ろ髪を引かれる思いをしながらも留守番をさせて職場に向かった人もいらっしゃることでしょう。

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では、約10万人のうちほぼ半数が「留守番してもらう」という回答をされています。

子どもたちが安全に過ごすための環境づくり

 子どもだけでどのように過ごしているか心配。安全に過ごしているか確認するためにデジタルツールを使ってみたい。と思う方もいらっしゃるでしょう。

 1対1であれば、Skypeが手軽です。Skypeでは自宅のパソコンをオンラインにしておけば、親からかけてみることも、子どもがそれをつなぐことも手軽にできます。オンラインにしてあればチャットもやりとりできます。

 タブレットで接続すればフリック入力などで文字入力も簡単にできる一方で、子どもだけで留守番をするといったケースの場合は、タブレットを自由に使わせる、というのはちょっとリスクも考えられます。

 オススメは、パソコンで子ども用アカウントを作成して、パソコンからSkypeを立ち上げてオンラインにしておくこと。つなぎっぱなしにしておくことでチャットのやりとりもでき、アイコンを送ったり、マイクボタンで音声を吹き込んで簡単に送れるので、親はそれを再生すればメッセージの確認もできます。(※従量制課金接続の方はご注意ください。)

アイコンを送ったり、音声を吹き込んで送ったり。(著者作成)
アイコンを送ったり、音声を吹き込んで送ったり。(著者作成)

 パソコンで接続するときには、スリープにならないよう、電源コードを接続して、「電源とスリープの設定」から画面が切れたり、スリープにならないよう「なし」にしておくことが必要です。

 (「電源とスリープの設定」がわからない方は、検索マークのところに「電源」と入力してみましょう。また、OSによって異なりますので、検索してみてください。)

電源とスリープの設定を忘れずに。(著者作成)
電源とスリープの設定を忘れずに。(著者作成)
電源とスリープの設定(著者作成)
電源とスリープの設定(著者作成)

 子ども用アカウントを作成するときに、OSによっては手軽にペアレンタルコントロール機能を設定することもできます。

 これを設定しておくことで、どんな検索ワードで何を何時間見たか、等も知ることができます。1日目、2日目と過ごしていくにつれて、子どもがどんな過ごし方をしているのか、親子で話し合いながら、家庭内のルールを深めていくことができるでしょう。

子どもたちが不安にならないために

 子どもたちは、「親といつでも連絡がとれる」と思うだけで安心できることも多いでしょう。また、今回の新型コロナウイルスの報道では高齢者ほど重症化しているといった事態もあるので、気軽に祖父母宅に預けるというのをためらっている方もいらっしゃるでしょう。けれど、Skypeでの見守りであれば、祖父母世代にお願いすることもできます。

 子どもたち、とくに小学校低学年の子どもたちにとっては初めての留守番というケースもあるのではないでしょうか。デジタルツールを使った見守りの他にも、子どもたちが安全に過ごすためにできることとして、「危険なものは片づけておくこと」や「親子で話し合うこと」も大切です。

 例えば、上の子や親のカッターなど、「ちょっとあこがれの道具」が引き出しからちらっと見えてしまったりすると、危険予測ができずに使ってみたくなるかもしれません。そういった危険なものは目の届く範囲に置かないというのももちろんですが、なぜ危ないかを話し合ういい機会です。

 また、インターホンが鳴った際にはどう対応するかといったことも話し合っておきましょう。小学校低学年だけで留守番をしている場合には、安易に出ない、「お母さんはいません」とは言わない、など各家庭でルールを決めるいい機会でしょう。通常であれば、夏休みに入るときや、学童保育を卒業して留守番が増えるとき等のタイミングでこういったことを意識することが多いですが、今回はなんとも急なこと。子どもも親も心構えができていなかったりするので、そんな視点も大事です。

 地震など、もしものことがあったときのことを想定すると、ご近所の友だちの家の把握やそのお宅と連絡先を交換しておくこともぜひともしておきたいところですね。