今話題の幾何学模様のプラレールコースとは

三谷教授による、一筆書きで1周してくるコース。(三谷教授のTwitterより)
三谷教授による、一筆書きで1周してくるコース。(三谷教授のTwitterより)

いま、SNS界隈では話題沸騰中の筑波大学 三谷純教授による、幾何学模様のプラレールコース。

TwitterやFacebookではたくさんリツイートがされ、

もはや家族が興味喪失!筑波大教授が作ったハイレベルすぎなプラレール12選

としても、まとめられたほど!

そんな話題沸騰中に、さっそくご自身で作られたソフトウェア『鉄道模型コースシミュレータ』を公開された三谷教授。「コース表記」の欄にキーボードで入力、もしくは、横にある「S, R, Lのボタン」を押すと、リアルタイムでコースが作られていきます。だれでも簡単にコースが組み立てられるので、「お部屋をちょっと片づけてから~」としなくても簡単。コンピュータが苦手な人にも使いやすい直観的でわかりやすいユーザインタフェースにもなっています。

作者である三谷教授とは

もともと、三谷先生は東京大学を卒業。博士(工学)号をお持ちで、コンピュータグラフィックスの研究者です。特に、折り紙や紙模型などの研究で有名で、『ふしぎな球体・立体折り紙』『立体ふしぎ折り紙』(二見書房)が発売された当初は、Amazonで売り切れになるほど。『立体折り紙アート』(日本評論社)は、『3D Origami Art』として海外での発売も決定するなど、この分野では世界を率いる第一人者の研究者です。

そんな折り紙博士である、三谷先生がなぜ、プラレールなのでしょうか?

もともとはお子さまとの遊びから始まった

幾何学や作図技法などにも興味を持つ三谷先生は、継続的な図学に関する研究の取り組みで2007年に第2回 日本図学会 論文賞と日本図学会 学会賞をダブル受賞する快挙に結びつきます。その後も、日本図学会学会誌で連載記事「図学と折り紙」(全6回)を行ったり、東京大学の教養課程における図学教育にも関わり、2007年からの計8年間、図形科学Iの科目を非常勤講師として担当し、大きな定規を片手に黒板で作図をするなど、図法幾何に関する教育に携わっていらっしゃいます。

そんな三谷先生が、お子さまと遊んでいて、プラレールの線路を組み立てていくにつれて、だんだん幾何学模様を組みたくなっても、不思議ではありません。

また、三谷先生はプログラミングの速さも驚くほどで、ご自身のページにソフトウェアが公開されているだけでなく、学生時代に開発したという紙模型用のソフトウェアは、『ペパクラデザイナー』という名前で商品化もされています。今回も、ほんの2~3日の間に、「ソフトウェアを作成して公開する」。この速度に圧倒された方も多いのではないでしょうか。

私は、そんな三谷先生のご指導の下、研究員を5年させていただいたのですが、三谷先生の直感と行動力にいつも驚かされると共に、見習いたいと思ってきました。数学や幾何学の面白さを、折り紙や、線路模型を使って語る、そんな教育をしてみたいものです。

あなたもぜひ、お子さまもビックリな線路を組み立ててみませんか?