参院選 東京・大阪選挙区の終盤情勢=JX通信社情勢調査

参院選に立候補した候補者の演説を聞く聴衆=東京都内(写真:Natsuki Sakai/アフロ)

報道ベンチャーのJX通信社では、参院選の終盤情勢を探るため、今月13日(土曜日)から15日(月曜日)の3日間に渡り電話情勢調査を実施した。本稿では、その中から東京・大阪の両選挙区について、過去の選挙結果や独自調査データを加味して分析した終盤情勢の内容を掲載する。調査の概要は本稿末尾に記載の通りだ。

東京(定数6) 終盤も引き続き丸川氏ら4氏リード

東京選挙区では、終盤でも引き続き現職の丸川珠代氏(自民党)、吉良佳子氏(共産党)、山口那津男氏(公明党)、武見敬三氏(自民党)がリードしている。その後にともに新人の塩村文夏氏(立憲民主党)と山岸一生氏(立憲民主党)が続き、音喜多駿氏(日本維新の会)が激しく追い上げている。野原善正氏(れいわ新選組)は出馬表明が遅れたがその後に続いている。水野素子氏(国民民主党)、朝倉玲子氏(社民党)らは支持が広がっていない。

丸川氏は自民党支持層の3割を固めた。吉良氏は共産党支持層の7割超から支持を受けるほか、無党派層からも支持を得ている。山口氏は公明党支持層の大半を固めたほか、自民党支持層の一部からも支持がある。武見氏は自民党支持層の2割強を固めている。塩村氏は立憲民主党支持層の3割超を固めたほか、中盤にかけて態度を決めた有権者を取り込み、無党派層で最多の支持を得ている。山岸氏は立憲民主党支持層の3割弱を固めたほか、無党派層からの支持も積み上げている。音喜多氏は無党派層から一定の支持を受けるほか、自民党支持層の一部からも支持を集めているが、基盤である日本維新の会支持層からの支持拡大が課題だ。野原氏は、れいわ新選組の支持層を足がかりに、野党支持層や無党派層の取り込みを進めている。

なお、3割台後半の有権者が態度を決めていないか明らかにしておらず、情勢はなお流動的だ。

大阪(定数4) 東・太田・梅村氏リード

大阪選挙区では、現職の東徹氏(日本維新の会)、太田房江氏(自民党)と新人の梅村みずほ氏(日本維新の会)がリードしている。その後を現職の杉久武氏(公明党)と辰巳孝太郎氏(共産党)、新人の亀石倫子氏(立憲民主党)が激しく追い上げる展開だ。にしゃんた氏(国民民主党)らは厳しい。

東氏は日本維新の会支持層の4割強をまとめた他、自民党支持層の1割台半ばや無党派層の一部からも支持を得ている。太田氏は自民党支持層の4割を固めたほか、無党派層からも一定の支持がある。梅村氏は日本維新の会支持層の4割弱を固めたほか、自民党支持層の1割と無党派層の一部からも支持を集める。杉氏は公明党支持層を基盤に支持を固めている。辰巳氏は共産党支持層の8割を固めたほか、同党支持層以外の政権不支持層の支持を集めて追い上げている。亀石氏は立憲民主党支持層の6割を固めたほか、無党派層の一部からの支持もある。

大阪選挙区で態度を決めていないか明らかにしていない有権者は2割台半ばとなっている。

調査の概要:7月13日(土曜日)から15日(月曜日)までの3日間、無作為に発生させた電話番号に架電するRDD方式で、東京都・大阪府内の18歳以上の有権者を対象に調査した。情勢分析は6月22日~23日、同29日~30日、7月6日~7日に行った電話調査の結果と過去の選挙結果のデータをもとに行った。有効回答は計1608件だった。