Yahoo!ニュース

人生100年時代でも安心! 「老後2000万円」を絶対達成する4種類のシミュレーション式

横山信弘経営コラムニスト
人生100年時代を生き抜くために、常にシミュレーションするクセをつけよう。(写真:アフロ)

■ 老後2000万円は「ためられない」?

私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントである。企業の目標が「お金」で構成されている以上、企業経営にかかわる「お金」にはうるさい。

いっぽうで、個人の人生にかかわる「お金」についてはどうか。人生100年時代だから、「人生経営」にかかわる「お金」のこともしっかりマネジメントしたい。そうでないと、安心していられない時代だ。

朝日新聞社が1月11日に発表した、「長寿時代のお金意識」の調査結果が興味深い。

必要な老後資金を、現役世代の70%が「ためられない」と答えているのである。

どれぐらいの老後資金が必要かは、個人によって感覚が異なるだろうが、74%が「2000万円」前後と答えており、やはり多くの人が「2000万円」をひとつの目安だととらえているようだ。

そしてその「2000万円」という額を「ためられない」と答えている人が大半、ということで、この調査結果からは、表現しづらい不穏な匂いが感じとれる。

実際に、「何歳まで生きたいか?」という質問に対し、なんと4人に1人が「60歳」「70歳」と答えたのである。

――お金をためられないなら、生きていてもしょうがない――

という思いなのだろうか。

私は現在、50歳。同世代のみならず、30歳や40歳の方々も、4人に1人は「長く生きたくない」「長寿なんてまっぴら」と考えているのなら、とても嘆かわしいことだ。

■「ためられない」はウソだ

ちなみに前述した、老後の資金が「たまらない」とアンケートに答えた人は、おそらく論理的に算出したのではなく、感覚的に答えたのだろう。

なんとなく「たまらない」だろう、と。

企業でも同じだ。

社外の人間が押し付けた目標ならともかく、経営者や経営幹部、中間管理職などで考え、社内で合意した数値目標なのに、「達成なんてムリ」とはなから諦める従業員がいる。

なぜムリなのか?

だいたいが、単なる感覚的なものによる。

これまで達成したことがないからだとか、環境の変化が激しいからだとか、ちゃんとシミュレーションせずに言っているのだ。

だから、何事もシミュレーションできるように日ごろから「思考トレーニング」しておこう。

体と同じで、定期的に「負荷」をかけないと脳の柔軟性がなくなり、変化に弱くなる。曖昧で不確実な時代(VUCAの時代)に、頭でっかちでは生き残れない。

■「老後2000万円」の絶対達成

「老後2000万円」が必要かどうかは、どのような生活を送るかにもよる。個人によって、差があるだろう。

しかし、多くの人が目安にしているわけだから、とりあえずこの2000万円を絶対達成するためのシミュレーションをしてみたい。絶対達成という発想のほうが、「負荷」が大きくなり、思考トレーニングにも繋がるから、「絶対達成」の思考で考えよう。

さて、ここでまず、知っておいてほしいことがある。

企業の目標を絶対達成させるより、「老後2000万円」の絶対達成のほうが、はるかに簡単だ、ということを。

「え? そんなことあるわけがない」

と思うなら、それが単なる「思考の問題」であることを、この記事を読んで気付くに違いない。

■ 絶対達成させる2種類のパラメーター

なぜ、企業の目標を絶対達成させるより、「老後2000万円」の絶対達成のほうが、はるかに簡単なのか?

その理由は、とても単純だ。

その説明をする前に、目標の達成率を上げるには、2種類のパラメーター量を上げるだけでいいことを知っておこう。

この記事は有料です。
横山塾~「絶対達成」の思考と戦略レポ~のバックナンバーをお申し込みください。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

横山信弘の最近の記事