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金融バブル崩壊 日本の年金は本当に大丈夫?老後のお金は一体いくらあれば足りる?

花輪陽子シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)
写真はイメージ(写真:アフロ)

昨年は「老後資金2000万円問題」が大変な話題となりました。老後資金は一体いくら用意すればいいのでしょうか。関連記事にも書きましたが、2000万円というのは標準モデル夫婦でのケース。独身のケースでは1500万円程度あると安心でしょう。

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新型コロナウィルスに関しても楽観的と悲観論が識者の間でも揺れていますが、年金問題に関しても同じことが言えます。2000万円という数字は現在の高齢者が受け取っている年金額を大前提として試算している数字です。つまり、マクロ環境がより悪化すれば、より多くのお金が必要になる(あるいはより長く働く)必要性も考えられるのです。

また人によって年間いくらで生活できるかも違うので一概には言えませんが、2000万円の前提条件は夫婦で余裕を持って生活をするのに準備しておきたい数字になります。誰しもが老後にギリギリの生活をしたいとは望まないでしょう。

私は政治家や官僚の勉強会でも「30年後も安心な公的年金を作るには」というテーマで講演をしたことがありますが、まずは現状の年金の仕組みや財政検証を解説し、その上で将来のマクロ環境から年金がどうなるのかも予測していきたいと思います。

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シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)

外資系投資銀行を経てファイナンシャル・プランナーとして独立。2015年よりシンガポール在住。『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)など著作多数。日本テレビ「有吉ゼミ」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演多数。花輪陽子のシンガポール富裕層の教え https://www.mag2.com/m/0001687882.html 海外に住んでいる日本人のお金に関する悩みを解消するサイトを運営 https://100mylifeplan.com/

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