日本全国的に例年になく早い梅雨明けとみられる天気になったり、逆に梅雨がない北海道は押し上げられた梅雨前線のために豪雨となったりしている今年。しかしここに来て、台風4号とそこからの温帯低気圧のために戻り梅雨とも言われるほどの雨が降り続いています。

雨となると困るのが、やはり洗濯物。外に干すことができず、「部屋干しをした洗濯物が臭い」という問題を抱えている人もいるのではないでしょうか。

部屋干しした洗濯物が臭うのには、「原因」があります。その「原因」をすべてクリアにすれば部屋干しをしても臭わなくなるのです。今回は、洗濯物を部屋干しするときにチェックするべきポイントをご紹介します。

そもそも部屋干しした洗濯物が臭う理由は?

部屋干しした洗濯物すべてが臭うわけではありません。そこにニオイの原因菌と言われるモラクセラ菌が絡んでくると臭ってしまうのです。モラクセラ菌自体は常在菌ですが、洗濯物に汚れが残っていたり長時間乾かずに湿ったままだと、皮脂や水分を栄養としてモラクセラ菌が繁殖し、その排泄物がニオイの素となってしまうのです。

そのため、洗濯物に汚れを残さず、短時間で乾かすようにすれば、部屋干しをしても気になるニオイはつかないようになるのです。

では、部屋干しをしても臭わない洗濯物に仕上げるには、何をチェックすれば良いのでしょうか。以下にご紹介します。

部屋干しの洗濯物を臭わせないためのチェックポイント

1・洗濯槽の掃除を定期的にする

洗濯機は定期的に掃除をしないと、洗濯槽の裏がカビだらけになってしまうので、市販の洗濯槽クリーナーで定期的に洗濯槽自体を清潔にする必要があります。最低でも1カ月に1回は掃除をしましょう。

また洗濯機を使ったあとは、半日程度は洗濯機の蓋を開けておき中を乾燥させるようにすることでカビが発生しづらくなります。

2・脱いだ衣類は洗濯槽に入れない

脱いだ衣類を洗濯の日までどこに入れているでしょうか?洗濯槽に入れてしまっている人も多いかと思います。汚れている洗濯物を湿度の高い洗濯槽に入れておくと、衣類にも洗濯槽にも雑菌が繁殖する原因となります。

脱いだ衣類は洗濯の日まで風通しのよいカゴに入れておくようにしましょう。

脱いだ洗濯物は風通しのよいカゴに入れる(筆者撮影)
脱いだ洗濯物は風通しのよいカゴに入れる(筆者撮影)

また雨に濡れたり汗をかいたりして濡れている衣類は、ハンガーを使って乾かしておくことも必要です。

湿っている洗濯物は洗濯の日までの間でも干しておく(筆者撮影)
湿っている洗濯物は洗濯の日までの間でも干しておく(筆者撮影)

3・洗剤、柔軟剤は入れすぎない

部屋干しのニオイが臭いからと言って香りの強い柔軟剤を多めに入れるのはやめましょう。柔軟剤は繊維をコーティングするような役割なので、入れ過ぎると洗濯物が乾きづらくなってしまいます。洗剤も入れ過ぎるとすすぎをしても衣類に残ってしまうことがあるのです。どちらも適量を守るようにしましょう。

4・脱水が終わったら即干す

洗濯をしていたのを忘れて、脱水が終わった洗濯物を洗濯槽に入れっぱなしにしていた経験がある方もいるのではないでしょうか。筆者も過去に何度かやってしまったことがありますが、脱水後に洗濯槽に入れっぱなしにしていると、高確率で洗濯物が臭うようになってしまいます。

やはり湿度が高いところに長時間置いておくことで、モラクセラ菌が繁殖してしまっているのです。脱水が終わったらとにかく急いで干すようにしましょう。

5・干す環境を整える

部屋干しする環境によって、早く乾くか否かが決まってきます。ここで頼りたいのは機械の力です。除湿機、エアコンの除湿機能、扇風機、この3つのうちどれかを使うようにすれば、洗濯物を早く乾かすことができます。

・除湿機で乾かす場合

できる限り狭い空間で使うようにしましょう。広い部屋だと部屋の除湿までしてしまうので、洗濯物を集中的に乾かすためには狭い部屋、脱衣所のようなところが理想的です。

・エアコンの除湿機能で乾かす場合

できる限り洗濯物をエアコンの近くに干すようにしましょう。理由は除湿機と同じで、除湿の能力を洗濯物に注いで欲しいからです。

・扇風機を使って乾かす場合

扇風機があるのとないのとでは、洗濯物が乾くスピードが全く違ってきます。干した洗濯物にまんべんなく扇風機の風が当たるようにしましょう。

・カーテンレールに干すのはNG

洗濯物を部屋干しする場合、干す場所がないとカーテンレールに掛けたくなりますが、できれば避けたいところです。濡れている洗濯物がカーテンに触れることによって、カーテンがカビる原因となってしまうのです。どうしてもカーテンレール以外に干す場所がない場合は、カーテンをしっかり開けるなどし、洗濯物がカーテンに触れないようにしましょう。

6・乾きやすい干し方をする

洗濯物の干し方でも乾くスピードに影響してきます。基本は風に当たる面を広くすること。

・タオル類は二つ折りにしない

タオル類は一方を長くし洗濯バサミなどで留めることによって、風に当たる面が広くなります。

タオル類は片方を長くして干す(筆者撮影)
タオル類は片方を長くして干す(筆者撮影)

・パンツ類は筒状に干す

ジーンズやその他のパンツ類もピンチを使って筒状に干すようにします。そうすることで中に空気の通り道ができ早く乾くようになります。

パンツ類は筒状に干す(筆者撮影)
パンツ類は筒状に干す(筆者撮影)

・シャツ類は太めのハンガーで干す

Tシャツなどは細いハンガーよりも太めのハンガーで干すことによって、中に空気の通り道ができ早く乾くようになります。

シャツ類は太めのハンガーで干す(筆者撮影)
シャツ類は太めのハンガーで干す(筆者撮影)

・靴下などの小物も間隔を開けて干す

靴下はペアでまとめて干したくなりますが、密着しすぎて乾きづらくなってしまいます。ピンチに1つずつ干すのがコツです。

靴下は片方ずつピンチに留める(筆者撮影)
靴下は片方ずつピンチに留める(筆者撮影)

今回ご紹介した6つのチェックポイントをクリアすれば、部屋干しした洗濯物も臭わないようになります。是非お試しください。