2019年3月、ユーライア・ヒープ来日。至近距離から見るブリティッシュ・ロックの伝統

Uriah Heep / photo by Richard Stow

2019年3月、ユーライア・ヒープが東京・大阪の“ビルボードライブ”で来日公演を行う。

1969年にロンドンで結成、今年で50周年アニヴァーサリーを迎えるユーライア・ヒープは、ブリティッシュ・ハード・ロックを代表するバンドのひとつとして、ディープ・パープルやブラック・サバスと並ぶ人気を誇ってきた。ハードなギターと美麗なヴォーカル・ハーモニー、荘厳なオルガンをフィーチュアした彼らの音楽性は日本でも多くのファンに支持され、1973年3月、初のジャパン・ツアーの東京公演は日本武道館で行われている。

バンドのギタリストで唯一のオリジナル・メンバー、ミック・ボックスは当時の熱狂について、筆者(山崎)にこう語っている。

「日本武道館でやったとき、最前列のファンと握手したらそのまま引っ張られて、観衆の中でもみくちゃになったんだ。そのときスエードのパンツを穿いていたんだけど、ステージ上に戻ったときには6インチぐらい伸びてしまって、ラッパズボンになっていたよ」

ちなみに彼らの来日直前、同じ1973年3月にはイエスの初来日公演も実現しており、当時のロック・ファンはお小遣いのやりくりに頭を悩ませたという。

それからユーライア・ヒープは1991年・2010年・2016年に日本を訪れており、2019年3月の来日公演は通算5回目となる。(奇しくも2月にはイエスが来日しており、再びニアミスとなっている)

2回目以降の来日はクラブ規模とはいえ、かなり大きな会場である川崎クラブチッタでの開催だったが、今回はさらにアーティストと観客の距離が近い“ビルボードライブ”での公演だ。

今回の来日ラインアップはミック・ボックスを筆頭に、バーニー・ショウ(ヴォーカル)とフィル・ランゾン(キーボード)というバンド加入30年を超える気心知れた仲間たち。そして2007年に加入したラッセル・ギルブルック(ドラムス)、2013年に加入したデイヴィ・リマー(ベース)という顔ぶれだ。

2018年に最新アルバム『リヴィング・ザ・ドリーム』を発表、新作からの楽曲も予想されるが、バンドの半世紀を彩ってきたクラシックスの数々もライヴ披露されることになりそうだ。「対自核」「7月の朝」「黒衣の娘」「安息の日々」などは予想出来るが、海外では「虹の悪魔」「幻想への回帰」「トゥー・スケアード・トゥ・ラン」なども演奏されており、はたして日本ではどんな曲がプレイされるか?...と期待が高まる。

ブラック・サバスが既に活動を停止、ディープ・パープルやUFOは最後のツアーを行っているが、ユーライア・ヒープは1970年代と変わることなく疾走を続ける。“ビルボードライブ”の近距離から見るブリティッシュ・ロックの伝統、ぜひ味わっておきたい。

【公演日程】

●ビルボードライブ大阪

2019/3/19(火)

1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30

公演オフィシャル・サイト

http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11284&shop=2

●ビルボードライブ東京

2019/3/20(Wed)1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30

2019/3/21(Thu)1st Stage Open 15:30 Start 16:30 / 2nd Stage Open 18:30 Start 19:30

公演オフィシャル・サイト

http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11282&shop=1

●2013年インタビュー

https://www.barks.jp/news/?id=1000094515

●2016年来日直前記事

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamazakitomoyuki/20160115-00053440/