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人を動かす:ビジネスや家庭で・健康診断や受験勉強で:言い換えの心理:フレームの変換と不安の活用

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
写真はイメージ:ものは言い方次第(写真:アフロ)

■相手を説得しよう

私たちの会話は、意図や目的のある会話と、ない会話があります。おしゃべり自体を楽しむのは、特定の意図や目的のない会話です。

一方、「一緒にお昼を食べに行こう」とか「ぜひ、お買い上げを」といった会話は、相手の考えや行動を変えさせようとする会話です。大金のかかった話から、ほんの軽いお誘いやお願いまで、心理学的には全て「説得」です。

相手を説得する。自分が思っているように相手を動かしたい。それは、ビジネスや政治から、友人家族の人間関係まで、幅広い場面で見られます。

■数字を使うと説得の効果は大きくなる

どうすれば、相手を説得できるのか。心理学では様々な研究がなされていますが、今回はまず「数字」の表し方についてお話ししたいと思います。

数字は、とてもはっきりしたものです。「今度行きますね」は、いつ行くのか、本当に行くのかわかりませんが、「3日後に行きます」と言ってしまえば、3日後に行かないわけにはいきません。

「お安くしますよ」だけでは、10万円の商品を1円安くするだけかもしれませんが、5%OFF、1割引き、100円値引きなら、具体的ではっきりしています。

数字は具体的です。だから、数字を使うと話に真実味が増して、相手の説得に役立つのです。

しかし、真実の数字が、いつも都合の良いものとは限りません。もちろん、ウソはいけませんが、客観的なはずの数字も、表し方次第でイメージは大きく変わるのです。では、どのように表現することが、効果的なのでしょうか。

■説得上手は数字表現上手

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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