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「ありがとう」で幸せになる人・「すみません」で不幸になる人

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真はイメージ)(写真:アフロ)

「ありがとう」で幸せになる人、「すみません」で不幸になる人がいます。違いは何でしょう。なぜそうなるのでしょう。では、どうすれば良いのでしょう。

■ありがとうは魔法の言葉?

「ありがとうは魔法の言葉」などと言いますが、実はこれ、心理学的にも本当です。

ありがとうを言う、感謝を表現すると、次のような良いことが起こります。

自尊心(自己肯定感)が高まる・ストレスが減る・不安、孤独感、嫉妬心が減る・良い人間関係ができる・親切になれる・不公平感が減る・小さな出来事もよろこべる。だから、幸福になれます。

ありがとうを言うだけで、このような変化が起きることが、心理学的に実証されています。もちろん、ひとこと言えばそうなるわけではありませんが、日常的に感謝も想いを表現していると、このような変化が起きます。

「ありがとう」が言える人は、心が健康な人です。心が追い詰められると、自分の言葉考えるようになり、人の善意にまで気が回らなくなります。だから、ありがとうを日常的に言っている人を見ると、私たちはその人がスマートな素敵な人に見えるでしょう。

ところが、人から何かをしてもらうと、「すみません(すいません)」「申し訳ありません」「ごめんなさい」と謝ってしまう人がいます。ありがとうの意味でそう言っている人は良いですし、会話のレトリックとして使っている人なら良いのですが、本当に謝罪の感情を持って「すいません」と言っている人がいます。

「ありがとう」を言うとなぜ良いことが怒るのか、似ているけれども「すいません」ではなぜダメなのか、心理学的に解説します。

(「すみません」の少しくだけた言い方が「すいません」です。)

■「ありがとう」で、なぜ良いことが起こるのか

「ありがとう」は、周囲からの愛を実感している証拠です。

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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