岸井成格(きしい・しげただ)さんの「ラストメッセージ」

筆者撮影

5月15日に岸井成格(きしい・しげただ)さんが亡くなったことが報じられました。享年73。

特定秘密保護法、安全保障関連法、さらに憲法改正など、「この国のかたち」を強引に変えていこうとする政治の流れの中で、テレビを通じてその危うさを伝え続けたのが岸井さんです。

「NEWS23」(TBS系)のアンカーだった岸井さんが退任したのは、2016年3月25日でした。

「今、世界も日本も、歴史的な激動期に入りました。そんな中で、新しい秩序や枠組み作りの模索が続いています。それだけに報道は、変化に敏感であると同時に、極端な見方に偏らないで、世の中の人間の良識や常識を基本とする。そして何よりも真実を伝える。権力を監視する。そういうジャーナリズムの姿勢を貫くことが、ますます重要になっていると感じます」

岸井さんが、番組の最後で語った言葉は、メディアに対する切実なメッセージとして、今も生き続けています。

合掌。