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大谷翔平の2試合連続ホームランは26度目。次の試合も打って3試合連続としたのは何度!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
フレディ・フリーマン(手前)と大谷翔平 Apr 5, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月5日の5回表、ライトを守っていた鈴木誠也(シカゴ・カブス)は、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)の打球を見送った。4月3日のシーズン1本目に続く、大谷の2試合連続ホームランだ。

 大谷は、ロサンゼルス・エンジェルスでプレーした6シーズンに、2試合以上の連続ホームランを25度――見落としや数え間違いがなければ――記録している。2018年と2019年が2度ずつ、短縮シーズンの2020年が1度、2021年が7度、2022年が3度、2023年は10度。25度目は、昨年8月16日と18日のシーズン42本目と43本目だ。

 そのうちの4分の1近い6度は、2試合連続にとどまらず、次の試合もホームランを打ち、3試合連続としている。

 3試合連続ホームランは、1度目が2018年4月3日、4日、6日(各試合1本)。2度目が2018年9月4日、5日、7日(1本、2本、1本)。3度目が2021年5月16日、17日、18日(各1本)。4度目が2021年6月18日、19日、20日(2本、1本、1本)。5度目が2021年6月27日、28日、29日(1本、1本、2本)。6度目は2023年7月15日、16日、17日(各1本)だ。

 2試合連続ホームランでストップした、あと19度も、「3試合目」の出塁ゼロは、2度しかない。ほぼ半数の9度は、出塁2度以上。なかには、ホームランを打つチャンスが少なかった試合もある。2021年7月27日~28日に続く29日は、4打席中3打席が四球、打数は1だった。

 4月6日は、25歳の右投手と24歳の左投手、山本由伸(ドジャース)とジョーダン・ウィックス(カブス)が投げ合う。

 ウィックスは、2021年のドラフト全体21位。昨シーズンは、8月下旬にメジャーデビューし、先発7登板の34.2イニングで防御率4.41を記録した。今シーズンの初登板は、4イニングで5失点(自責点2)だった。

 チェンジアップ、4シーム、シンカーをメインの3球種としていて、三振を奪うよりも、ゴロを打たせる。被本塁打は通算5本。左打者に打たれたホームランは1本だ。大谷だけでなく、ドジャースの打者とは初対戦となる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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