ベッツの8打点は「3月のNL最多タイ」。MLB記録は現・東京ヤクルトのサンタナが5年前に樹立
ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)は、開幕から3試合で8打点を挙げている。3月20日に1打点と21日に6打点、28日に1打点だ。
ベースボール・アルマナックによると、3月の8打点は、2019年の2人、コディ・ベリンジャー(当時ドジャース/現シカゴ・カブス)とクリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)に並ぶナ・リーグ最多。メジャーリーグ記録は、こちらも2019年にドミンゴ・サンタナ(当時シアトル・マリナーズ/現・東京ヤクルト・スワローズ)が挙げた10打点だという。
通常は、3月と4月の合計を月間記録として扱う。3月に行われる試合は少なく、4月に入ってから開幕を迎えるシーズンもある。
5年前、ドジャースとブルワーズは、3月にそれぞれ4試合を行った。マリナーズは6試合。東京ドームで2試合(20日~21日)とホームで4試合(28日~31日)だ。
サンタナは、最初の4試合で10打点を挙げた。20日に満塁本塁打で4打点、21日に内野ゴロで1打点、28日に二塁打とホームランで2打点ずつの計4打点、29日はホームランで1打点だ。当時のサンタナは、メジャーリーグ6年目の26歳だった。
ちなみに、マリナーズは、5年前の3月28日~31日にボストン・レッドソックスと対戦した。この4試合にはベッツも出場していて、31日にホームランで1打点を挙げている。翌年2月のトレードで、ベッツは、レッドソックスからドジャースへ移籍した。
5年前のマリナーズと同じく、今年のドジャースも、3月に6試合を行う。そのうちの3試合(20日~21日、28日)を終えているので、残りはあと3試合(29日~31日)だ。ベッツは、ここまでの3試合で、11打数7安打、4四球。長打は3本。ホームラン2本と二塁打1本を打っている。サンタナの記録を塗り替える可能性は、低くない気がする。