「2球団で本塁打王」は何人いるのか。今オフに移籍のソトと山川は、前の球団で本塁打王を獲得
今オフ、ネフタリ・ソトは、横浜DeNAベイスターズから千葉ロッテ・マリーンズへ移籍した。山川穂高は、埼玉西武ライオンズから福岡ソフトバンク・ホークスへ移った。
ソトは、日本プロ野球の1年目と2年目に、それぞれ、41本と43本のホームランを打ち、2シーズン続けて本塁打王を獲得した。山川の本塁打王は、ソトと同じ2018年(47本)と2019年(43本)に加え、2022年(41本)の3度だ。2人とも、これまでに、日本プロ野球で移籍したことはなかった。
2球団で本塁打を獲得した選手は、6人しかいない。青田昇、落合博満、タフィー・ローズ、タイロン・ウッズ、山﨑武司、アレックス・ラミレスがそうだ。
来シーズン、ソトと山川が本塁打王を分け合えば、2球団で本塁打王の人数は、6人から8人に増える。本塁打王を獲得したことのある現役選手は他にもいるものの、今のところ、移籍はありそうにない。
2016年にセ・リーグ最多の44本塁打を記録した筒香嘉智は、サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナーリーグ契約を交わし、そこから昇格をめざすようだ。メジャーリーグでプレーできるかどうかはわからないが、少なくとも、来シーズンの日本プロ野球復帰はないような気がする。2023年のパ・リーグ本塁打王の一人、グレゴリー・ポランコは、千葉ロッテと再契約を交わした。
なお、2球団で本塁打王の6人中、ウッズ以外の5人は、日本プロ野球の3球団以上でプレーした。落合は、4球団中2球団で本塁打王。あとの4人は、3球団中2球団だ。
ローズは、大阪近鉄バファローズと読売ジャイアンツに続き、3球団目のオリックス・バファローズでも本塁打王に近づいた。2007年の42本は、山﨑と1本差の2位。山﨑より先に42本目のホームランを打ったが、左股関節の痛みにより、その後の11試合は欠場した。2008年の40本も、中村剛也(埼玉西武)と6本差ながら、2位に位置した。
移籍1年目に本塁打王を獲得した選手については、こちらで書いた。