ドジャースはJ.D.にクオリファイング・オファー申し出ず。DHを空けて大谷翔平を迎え入れる!?
予想どおり、ロサンゼルス・エンジェルスは、大谷翔平にクオリファイング・オファー(QO)を申し出たようだ。ESPNのジェフ・パッサンによると、大谷を含む7人がQOを提示されたという。
QOは、FAになった選手に対し、それまで在籍していた球団が提示できる、1年間の再契約だ。今オフの金額(来シーズンの年俸)は、2032万5000ドル。大谷がQOを受け入れて残留する可能性は、ないと言っていい。
エンジェルスは、大谷が他球団と契約を交わした場合、来年のドラフト指名権を得る。QOを申し出ていないと、この補償は発生しない。
一方、ロサンゼルス・ドジャースは、J.D.マルティネスにQOを申し出なかった。
今シーズン、J.Dは、主にDHとしてプレーし、33本のホームランを打ち、OPS.893を記録した。出塁率が.321とそう高くなかったことや36歳の年齢なども、ドジャースがQOを申し出なかった理由だろうが、大谷を迎え入れるためにDHのポジションを空けた、という見方もできる。
なお、パッサンが挙げている、大谷以外の6人は、コディ・ベリンジャー(シカゴ・カブス)、マット・チャップマン(トロント・ブルージェイズ)、ソニー・グレイ(ミネソタ・ツインズ)、ジョシュ・ヘイダー(サンエィエゴ・パドレス)、アーロン・ノラ(フィラデルフィア・フィリーズ)に、ブレイク・スネル(パドレス)だ。彼らもすでにFAになっているが、どこからQOを申し出られたのかわかるよう、名前の後ろにそれまで在籍していた球団を記載した。
この6人も、大谷と同じく、QOを断るだろう。