CSファイナル第1戦は「先制点を挙げたチームの勝利」が80.6%。ただし、千葉ロッテの場合は…
10月18日から、クライマックス・シリーズ(CS)のファイナル・ステージが始まる。パ・リーグは千葉ロッテ・マリーンズとオリックス・バファローズ、セ・リーグは広島東洋カープと阪神タイガースが対戦する(チームの表記順は、アウェー、ホーム)。
クライマックス・シリーズは、パ・リーグが17度目、セ・リーグは16度目だ。これまでのファイナル・ステージの第1戦、31試合中25試合は、先制点を挙げたチームが勝利を収めている。31分の25は、80.6%だ。なお、旧名称の第2ステージだけでなく、日本シリーズ進出をかけたシリーズということから、2020年のパ・リーグのCSもファイナル・ステージに含めている。
各年における、ファイナル・ステージ第1戦の先制イニングとそのイニングの得点、試合終了時のスコアは、以下のとおり。
オリックスは、過去2年の第1戦のどちらも、先制点を挙げ、相手には得点を許さなかった。この2試合の計18イニング中17イニングは山本由伸が投げ、昨年の最後は平野佳寿が締めくくった。今年の第1戦も、山本が先発マウンドに上がる。
一方、千葉ロッテは、先制点を挙げた第1戦、2007年、2010年、2015年、2020年のうち、2010年以外は、黒星を喫している。先制点を挙げながら、その結果は1勝3敗ということだ。もっとも、相手に先制された2013年と2011年の第1戦も敗れているので、先制点を挙げるか挙げられるかにかかわらず、第1戦に勝てていない、という見方もできる。
阪神は、先制点を挙げた2014年の第1戦が白星、先制点を挙げられた2019年と2022年は黒星だ。広島東洋は、2013年、2016~18年の第1戦のいずれも先制点を挙げ、2013年以外は勝っている。2017年の第1戦は、0対0で迎えた5回裏に3点を挙げ、そのイニングで雨天コールドとなった。
なお、第1戦の勝敗による、ファイナル・ステージの勝ち上がりと敗退については、こちらで書いた。