「50本塁打」に到達したオルソンは「60本塁打」の可能性もあり!? ここ9試合で7本、残りは18試合
9月11日のダブルヘッダー2試合目、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)は、2打席続けてホームランを打ち、史上延べ48人目のシーズン50本塁打に到達した。
ブレーブスのシーズン最多記録は、アンドルー・ジョーンズ(2005年)の51本塁打だ。
今シーズンのブレーブスは、レギュラーシーズンの144試合を終えている。ここから、あと18試合を行う。オルソンは、直近9試合(9月3日~11日)のスパンに、7本のホームランを打っている。各試合の本数は、1本、1本、1本、1本、0本、1本、0本、0本、2本だ。
もっとも、直近18試合(8月25日~9月11日)のスパンにおいても、ホームランの本数は、直近9試合と変わらない。こちらも7本だ。オルソンは、8月14日から9月2日まで、18試合続けてホームランが出なかった。
18年前のジョーンズを上回る可能性は高いが、シーズン60本塁打――到達すれば史上延べ10人目となる――には届かないかもしれない。これまでに60本塁打以上の9人は、プレーしていたチームが144試合を終えた時点で、少なくとも53本のホームランを打っていた。
なお、オルソンは、ナ・リーグの本塁打ランキングのリーグ2位に並ぶ2人、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)とカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)に7本の差をつけている。今月のホームランは、オルソンが7本、アロンゾが4本、シュワーバーは6本だ。
また、オルソンの127打点は、2位タイのアロンゾとムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)より24打点多い。あと1打点を挙げると、オルソンは、1962年のハンク・アーロンと2005年のジョーンズに並び、ブレーブスのシーズン記録トップ10にランクインする。
こちらの1位は、ヒュー・ダフィー(1894年)の145打点だ。打点が公式記録となった1920年以降では、エディ・マシューズ(1953年)の135打点が最多。ミルウォーキーからアトランタへ移転した1966年以降では、ゲリー・シェフィールド(2003年)の132打点が最も多い。