外野手が「バク宙キャッチ」のチームでは、こんな大物もプレーしている
先月下旬、センターを守っていたDR・メドウズ(サバンナ・バナナズ)は、バク宙をしながらフライを捕球した。CBSスポーツのツイートで、その映像を観ることができる。
バナナズは、勝つためではなく、観客を愉しませるためのエキシビション・チームだ。バスケットボールのハーレム・グローブトロッターズのようなもの、と言えばわかりやすいかもしれない。
メドウズがバク宙キャッチをした時も、投手は、ベースボールのキャップではなく、イエローのテンガロン・ハットをかぶっていた。
また、この数日前の試合には、ジョニー・デーモンも出場していた。現在、デーモンは49歳。メジャーリーグでプレーしたのは、2012年が最後だ。その後、マイナーリーグでもプレーはしていなかった。
2004年に「バンビーノの呪い」を解いた、ボストン・レッドソックス時代と同じく、デーモンは、長髪と髭面で打席に立った。言うまでもないが、ニューヨーク・ヤンキース時代のような、こざっぱりとした風貌では絵にならない。
なお、バク宙キャッチではないが、プレー中のバク宙は、公式戦でも何人かの選手が行っている。日本プロ野球では、秋山幸二と明石健志が思い出される。2人とも、ホームランを打ってホームインする直前だった。秋山のホームランは、1986年の日本シリーズ第8戦。明石は、2019年4月25日の10回裏。一方、メジャーリーグでバク宙と言えば、オジー・スミスだ。
ちなみに、引退後はバナナズに誘われそうな、現役選手もいる。キーケー・ヘルナンデス(レッドソックス)がそうだ。ロサンゼルス・ドジャース時代の2015年8月31日。当時は故障者リストに入っていて、まだレギュラーでもなかったキーケーは、延長戦に入った試合中に、編成責任者であるアンドルー・フリーマンフリードマンの指示により、バナナのかぶりものを着てダグアウトに座った。