「昨年の首位打者」を獲得したのに続き、この球団は「一昨年の首位打者」も手に入れる!?
マイアミ・マーリンズは、パブロ・ロペスを含む3人と交換に、ミネソタ・ツインズからルイス・アライズを獲得した。昨年、アライズは、ア・リーグ1位の打率.316と7位の出塁率.375を記録した。
昨年の首位打者に続き、マーリンズは、一昨年の首位打者も手に入れようとしているらしい。MLB.comのマーク・フェインサンドによると、ユリ・グリエルとの契約が合意に向かっているという。
今オフ、グリエルは、ヒューストン・アストロズからFAになった。昨年は打率.242と出塁率.288、8本塁打ながら、一昨年は、ア・リーグ1位の打率.319と2位の出塁率.383に、15本塁打を記録した。2019年には、31本のホームランを打っている。
マーリンズとグリエル(の代理人)は、アライズを獲得する前から交渉を行っていて、アライズを獲得してからも継続しているようだ。
昨年、アライズの先発出場は、一塁が60試合、DHが34試合、二塁が31試合、三塁は4試合だった。一方、グリエルは、一塁が138試合とDHが3試合だ。
SportsGridのクレイグ・ミシュやMLB.comのペイジ・レッキーらによると、キム・アングGMは、アライズに二塁を守らせ、ジャズ・チザムJr.は二塁からセンターへ動かす、と語っているという。
それでも、一塁とDHには、ギャレット・クーパーとホルヘ・ソレーアがいる。グリエル含め、2ポジションで3人を併用するつもりなのだろうか。ただ、彼らはいずれも右打者だ。
一方、エル・エクストラベースのダニエル・アルバレス-モンテスは、アライズを放出したツインズもグリエルの入手に動いている、と報じている。こちらは、一塁を左打者のアレックス・キリロフと右打者のグリエルの併用とすれば、理に適う。アライズとキリロフでは、左打者が2人だ。また、2023年のシーズン年齢(6月30日時点)は、キリロフが25歳、グリエルは39歳だ。若手のバックアップにベテラン、という構図も成り立つ。
なお、ツインズのアライズ放出については、その直前と直後にこちらで書いた。