今シーズン、一軍の試合に出場した選手――数え間違いがなければ717人――のなかで、最も多かった名前は、６人の「健太」だ。昨シーズンは、７位タイの３人。最多は、６人ずつの「翔太」と「翔」だった。その前の２年は、どちらも「大樹」がトップ。2019年が８人、2020年は７人だ。

　６人の「健太」のうち、黒瀬健太と小沼健太（千葉ロッテ・マリーンズ）は、今シーズン、初めて一軍でプレーした。ただ、今オフ、黒瀬は、福岡ソフトバンク・ホークスから、来シーズンの契約を結ばないことを通告された。茶谷健太（千葉ロッテ）は、昨シーズンの一軍出場がなかった。今シーズンは57試合に出場。それまで、一軍でプレーしたのは、2017年に福岡ソフトバンクで１試合、2020年に千葉ロッテで31試合だった。

　今年のトップ10、３人以上の名前は、以下のとおり。これは、同じ表記の人数だ。読みが違っても、同じ名前としている。漢字以外の名前も対象としたが、トップ10にはランクインしなかった。

　名前に使われている漢字のトップ３は、71人の「大」、48人の「太」、38人の「也」だ。４位から10位は、24人の「樹」、22人の「人」と「郎」、20人の「一」と「貴」と「平」、19人の「翔」となっている。

　ちなみに、「二」は６人、「三」は２人、「五」は茂木栄五郎（東北楽天ゴールデンイーグルス）、「千」は３人、「京」は４人だ。「銀」は３人いるが、「金」と「銅」はいない。「陸」は４人、「海」は10人、「空」は土田龍空（中日ドラゴンズ）だけだ。

　最多の「大」の内訳は、「大樹」「大輔」「大地」「大智」など、２文字の名前の最初が44人、「雄大」「裕大」「将大」など、２文字の最後が24人、３文字の真ん中が山崎晃大朗（東京ヤクルト・スワローズ）と森遼大朗（千葉ロッテ）の２人、１文字は湯浅大（読売ジャイアンツ）がそうだ。

　2021年に多かった名前については、こちらで書いた。

◆「上位は「翔」「翔太」「大輔」「大樹」。一軍出場選手の名前トップ10。「翔平」は野手と投手が１人ずつ」