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日本シリーズの出場資格者80人は「何年のドラフト」が多い!? 昨年の指名は4人

宇根夏樹ベースボール・ライター
高橋奎二 APRIL 2, 2014(写真:アフロ)

 日本シリーズの出場資格者名簿には、各チーム40人、計80人が名を連ねている。彼らのうち、日本プロ野球のドラフトで指名された選手は、東京ヤクルト・スワローズの石川雅規(2001年/自由枠)からオリックス・バファローズの小木田敦也(2021年/7位)まで、71人を数える。

 小木田と同じ、昨年のドラフト入団は、他に3人いる。山下輝丸山和郁は東京ヤクルトの1位と2位、野口智哉はオリックスの2位だ。一方、石川と同年の選手はいない。2003年と2004年、2008年と2011年も1人ずつ。東京ヤクルトの青木宣親(2003年/4巡目)、オリックスの能見篤史(2004年/自由枠/阪神タイガース)、東京ヤクルトの中村悠平(2008年/3位)、オリックスの安達了一(2011年/1位)がそうだ。2002年と2006~2007年は、一人もいない。

 一方、2015年のドラフトで指名された選手は10人に上る。両チームとも5人。東京ヤクルトは、原樹理(1位)、高橋奎二(3位)、山崎晃大朗(5位)、渡邉大樹(6位)、小澤怜史(2位/福岡ソフトバンク・ホークス)。オリックスは、吉田正尚(1位)、近藤大亮(2位)、大城滉二(3位)、杉本裕太郎(10位)、竹安大知(3位/阪神)だ。

 次いで多いのは、2020年の8人。ただ、そこには、東京ヤクルトの育成2位とオリックスの育成3位、赤羽由紘宇田川優希が含まれている。この2人を除いて、2020年を6人とすると、2017年の7人が2番目に多くなる。そのなかには、東京ヤクルトの村上宗隆(1位)もいる。

 この他、2005年と2009年と2012年は各3人、2010年は2人、2013年は6人。2014年と2016年、2018年と2019年は5人ずつだ。

 なお、メジャーリーグのドラフトで指名され、入団した選手は5人。このなかでは、オリックスのジェシー・ビドルの順位が最も高く、2010年にフィラデルフィア・フィリーズから1巡目・全体27位指名を受けた。ちなみに、ビドルは、10月22日が31歳の誕生日だ。

 こちらでは、オリックス戦で打っている東京ヤクルトの打者と、東京ヤクルト戦で打っているオリックスの打者について、それぞれ書いた。

「東京ヤクルトの打者のうち、ここ2年のオリックス戦、昨年の日本シリーズと前後の交流戦で打っているのは…」

「東京ヤクルトと相性のいいオリックスの打者は…。宗はここ12試合中11試合で安打、杉本は計10打点」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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