オールスター・ゲームで牽制死は14年ぶり。大谷翔平がドジャースのエースに刺される
昨年と同じく、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、ア・リーグの1番打者として、オールスター・ゲームのスターティング・ラインナップに名を連ねた。
昨年は、2打席とも内野ゴロに討ち取られた。だが、今年は、2打席とも出塁した。1打席目はヒットを打ち、2打席目は四球を選んだ。
2度とも、二塁には進めず。1回表は、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)の牽制球に刺され、アウトになった。右手をベースに向かって伸ばしたが、カーショウからの送球を受けたポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルス)のタッチが早かった。
オールスター・ゲームで牽制死は、2008年の4回裏に、テキサス・レンジャーズのミルトン・ブラッドリーが、シカゴ・カブスのカルロス・ザンブラーノに刺されて以来だ。14年ぶりということになる。
ただ、オールスター・ゲームで牽制球によってアウトになった日本人選手は、大谷が最初ではない。ブラッドリーの3年前に、シアトル・マリナーズのイチローが、ワシントン・ナショナルズのリバン・ヘルナンデスに刺されている。
なお、大谷は、昨年も今年も、オールスター・ゲームで先頭打者本塁打を記録する可能性があった。こちらは、2015年の1回表に、マイク・トラウト(エンジェルス)がザック・グレインキー(現カンザスシティ・ロイヤルズ)から打ったのが最後だ。当時、グレインキーはドジャースに在籍していた。ドジャースの投手とエンジェルスの打者による対戦は、今年のカーショウと大谷と同じだった。7年前のトラウトは4球目、今年の大谷は初球を打った。
オールスター・ゲームの先頭打者本塁打は、こちらにリストを掲載した。