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大谷翔平と鈴木誠也と同じ1994年生まれにはどんな投手がいるのか。大谷を含む7人は今年の開幕投手

宇根夏樹ベースボール・ライター
コービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)Apr 13, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今シーズンの開幕投手30人のうち、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)を含む7人は、1994年に生まれた。この人数は、1993年生まれと並ぶ最多。次いで多かったのは、1989年生まれと1995年生まれの各3人だ。

 1994年生まれの7人は、マックス・フリード(アトランタ・ブレーブス/1月18日生まれ)、ホゼ・ベリオス(トロント・ブルージェイズ/5月27日生まれ)、大谷(7月5日生まれ)、ルーカス・ジオリト(シカゴ・ホワイトソックス/7月14日生まれ)、ウォーカー・ビューラー(ロサンゼルス・ドジャース/7月28日生まれ)、タイラー・マーリー(シンシナティ・レッズ/9月29日生まれ)、コービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブルワーズ/10月22日生まれ)。

 マーリーとフリードは、開幕戦で投げ合った。フリードとジオリトは、ロサンゼルスのハーバード-ウエストレイク高を卒業した。ジオリトとベリオスは、それぞれ3度目の開幕投手。フリードは2度目だ。バーンズは、開幕戦で同じく1994年生まれの鈴木誠也(シカゴ・カブス/8月18日生まれ)と対戦。1打席目は四球で出塁され、2打席目はシングル・ヒットを打たれた。昨シーズン、バーンズはナ・リーグ・ベストの防御率2.43を記録し、サイ・ヤング賞を受賞した。また、開幕投手を務めたことがあるのは、彼らだけではない。ルイス・セベリーノ(ニューヨーク・ヤンキース/2月20日生まれ)は、4年前の開幕戦に登板した。

 他には、クリス・フレクセン(シアトル・マリナーズ/7月1日生まれ)、トニー・ゴンソリン(ドジャース/5月14日生まれ)、デイン・ダニング(テキサス・レンジャーズ/12月20日生まれ)、コール・アービン(オークランド・アスレティックス/1月31日生まれ)、ダコタ・ハドソン(セントルイス・カーディナルス/9月15日生まれ)、ザック・エフリン(フィラデルフィア・フィリーズ/4月8日生まれ)らも、1994年生まれの先発投手だ。

 また、リリーバーのジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ/4月7日生まれ)は、オールスター・ゲームに3度選ばれている。これは、1994年生まれの選手のなかで最も多い。ヘイダーを除くと、投手だけでなく野手にも、選出3度以上はいない。他のリリーバーは、エドウィン・ディアズ(ニューヨーク・メッツ/3月22日生まれ)とアレックス・レイエス(カーディナルス/8月29日生まれ)が1度ずつだ。

 1994年生まれの野手については、こちらで書いた。

「大谷翔平と鈴木誠也と同じ1994年生まれにはどんな選手がいるのか[野手編]」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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