アメリカで生まれた選手の通算本塁打トップ3には、バリー・ボンズ(762本)、ハンク・アーロン(755本)、ベーブ・ルース(714本)が並ぶ。彼らは、メジャーリーグ全体のトップ3でもある。一方、ドミニカ共和国生まれのトップに位置するアルバート・プーホルス(679本)は、全体では5位だ。全体4位のアレックス・ロドリゲス(696本)は、ドミニカンの両親を持つが、ニューヨークで生まれた。

 アメリカ以外で生まれ、600本以上のホームランを打っているのは、プーホルスとサミー・ソーサ(609本)の2人だ。プーホルスと同じく、ソーサもドミニカ共和国で生まれた。500本塁打以上は、他に4人。キューバ生まれのラファエル・パルメイロ(569本)と、ドミニカ共和国生まれのマニー・ラミレス(555本)とデビッド・オティーズ(541本)に、昨年の夏、ベネズエラ生まれのミゲル・カブレラ(502本/デトロイト・タイガース)が加わった。

 通算100本塁打以上の選手がいる国と地域は、以下のとおり。トップ3の選手と300本塁打以上の人数を記載した。

筆者作成
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 それぞれのトップにいる19人のうち、6人は、2021年もメジャーリーグでプレーし、ホームランを打った。ドミニカ共和国のプーホルス、ベネズエラのカブレラ、アルバのザンダー・ボガーツ(141本/ボストン・レッドソックス)、オランダのディーディー・グレゴリアス(133本/フィラデルフィア・フィリーズ)、ドイツのマックス・ケプラー(120本/ミネソタ・ツインズ)、ブラジルのヤン・ゴームス(117本/シカゴ・カブス)がそうだ。今オフ、ゴームスはカブスと2年1300万ドルの契約を交わした。ちなみに、メジャーリーグでホームランを打ったブラジル生まれの選手は、2人しかいない。

 キュラソーと日本は、3番目に多い選手が、通算100本塁打に近づいている。オジー・オールビース(90本/アトランタ・ブレーブス)はあと10本、大谷翔平(93本/ロサンゼルス・エンジェルス)はあと7本だ。昨年、2人のホームランは、30本と46本だった。

 故障に見舞われず、ロックアウトが長引いて試合数が削減されることもなければ、大谷は、2022年中に日本生まれの2位に浮上するだろう。あと24本のホームランを打てば、イチロー(117本)に並ぶ。オールビースの場合、2位のジョナサン・スコープ(163本/タイガース)とは70本以上の差がある上、スコープの本数もこれから増える。2021年は、22本塁打を記録した。

 大谷は、イチローに追いつくと、日本生まれ日本生まれの2位タイだけでなく、アジア生まれの2位タイ3位タイとなる。その上には、シンス・チュー(218本)と松井秀喜(175本)がいる。

 ちなみに、台湾生まれのトップ3は、ユー・チェン(10本/クリーブランド・ガーディアンズ)、ジンロン・フー(2本)、ホンチー・クオ(1本)、ズーウェイ・リン(1本)だ。クオは投手。チェンの10本塁打は、2019年の1本と2021年の9本だ。昨年の8月下旬には、3試合続けてホームランを打った。