8月3日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、シーズン24本目の二塁打を打った。過去3シーズンの二塁打は、2018年が21本、2019年が20本、2020年は6本だ。すでに自己最多を更新し、30本まであと6本としている。

 1シーズンに25本以上の二塁打を打った日本人メジャーリーガーは、延べ22人を数える。そのうち、30本以上は10人だ。今シーズンの大谷は、ここから故障に見舞われない限り、まず間違いなく11人目になるだろう。4月から7月まで、どの月も7本以上のホームランを記録するとともに、二塁打もコンスタントに打っている。5月が5本、4月と6月と7月は6本ずつだ。

筆者作成
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 シーズン二塁打30本以上の10人中、松井秀喜は40本以上を2度記録した。2003年の42本はア・リーグ8位タイ、2005年の45本はア・リーグ2位タイ。2004年の34本を含め、このスパンの計121本は、ア・リーグで3番目に多く、メジャーリーグ全体でも7位に位置する。当時の松井は、かなりの「ダブル・マシン」だった。

 また、松井はポストシーズンで、通算15本の二塁打を打っている(ホームランは10本)。なかでも、2003年と2004年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズは、それぞれ3本と6本の二塁打を記録した。後者は、1度のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズの最多記録だ。それまで最も多かった、ハビー・ロペス(1996年)の5本を上回った。その後も、ジェフ・マシスが2009年にロペスと並んだだけで、二塁打6本以上の選手は現れていない。

 2004年の松井は、ディビジョン・シリーズでも二塁打を1本打った。1度のポストシーズンで計7本の二塁打は、この当時の最多タイ。今日でも5位タイに位置する。その上にいる8本の4人、2011年のアルバート・プーホルス(現ロサンゼルス・ドジャース)とデビッド・フリーズ、2015年のベン・ゾブリスト、2020年のムーキー・ベッツ(ドジャース)は、いずれもワールドシリーズでプレーし、そこで二塁打を打っている(そして、優勝も味わった)。一方、松井がいた2004年のニューヨーク・ヤンキースは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズで敗退した。この年のヤンキースがワールドシリーズへ進出していれば、松井は二塁打の本数をさらに増やしていたかもしれない。ヤンキースはリーグ・チャンピオンシップ・シリーズでボストン・レッドソックスと対戦し、3勝0敗から4連敗を喫した。

 松井がヤンキースで最後に記録した安打も、二塁打だった。2009年のワールドシリーズ第6戦に、ホームランとタイムリー・ヒットに続いて二塁打を打ち、リードを4点から6点に広げた。この試合に勝利を収め、ヤンキースはワールドチャンピオンとなり、松井はシリーズMVPに選ばれた。

 シーズン20盗塁以上の日本人メジャーリーガーについては、こちらで書いた。今シーズンの大谷は、ここまで15盗塁を記録している。

イチロー以外の日本人選手で「シーズン20盗塁以上」を記録したのは…。大谷翔平はここまで14盗塁