６月23日、ダズ・キャメロン（デトロイト・タイガース）は、８回裏に四球で出塁し、そこから二盗を記録した。相手のバッテリーは、セントルイス・カーディナルスのアレックス・レイエスとヤディアー・モリーナだ。イライアス・スポーツ・ビューローによると、ヤディを相手に親子揃って盗塁を決めたのは、マイク・キャメロンとダズが初めてだという。

　24歳のダズは、メジャーリーグ２年目。この盗塁は、シーズン３度目、通算では４度目だ。盗塁失敗は、まだない。デビューから２試合目、昨年９月10日のダブルヘッダー１試合目も、ヤディがマスクをかぶっていて、ダズは走者となったが、盗塁を試みることはなかった。

　現在、父のマイクは48歳。1995～2011年に297盗塁を記録した。300-300までは、あと22本塁打と３盗塁だった。ヤディがデビューした2004年以降は、103盗塁だ（本塁打は147本）。そのうち、2006年５月28日の三盗と2008年８月27日の二盗は、ヤディを相手に記録した。投手はそれぞれ、マーク・マルダーとアダム・ウェインライト。両投手のうち、ウェイライトウェインライトは今も投げていて、カーディナルスでヤディとバッテリーを組んでいる。

　一方、マイクは、2007年５月12日に二盗を試み、ヤディに阻まれた（投手はブレイデン・ルーパー）。二塁に達する前に、ヤディからの送球を受けたデビッド・エクスタインにタッチされた。ダズもそうなれば、揃ってヤディに盗塁を阻まれた親子になる。タイガースとカーディナルスは、８月24日と25日に試合を行う。

　その場合も、マイクとダズは、史上初の親子となる可能性が高い。調べた限り、これまでにそういう親子は皆無。また、ヤディに盗塁を阻まれた父を持つ現役選手は、ダズ以外に見当たらなかった。