大谷翔平と並び最多の7本塁打を打っている6人の顔ぶれ。通算本塁打は45~424本、年齢は23~40歳
4月25日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がシーズン7本目のホームランを打ち、両リーグ最多に並んだ。
この日の試合がすべて終わったわけではないが、これを書いている時点では、ア・リーグは、大谷、ネルソン・クルーズ(ミネソタ・ツインズ)、J.D.マルティネス(ボストン・レッドソックス)の3人、ナ・リーグは、ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)、ニック・カステヤノス(シンシナティ・レッズ)、エデュアルド・エスコバー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、ライアン・ミックマン(コロラド・ロッキーズ)の4人が、それぞれ7本塁打でトップに立っている。
この7人の年齢は、23歳のアクーニャJr.から40歳のクルーズまで幅広い。通算本塁打は、最年長のクルーズが最も多く、424本を数える。大谷の通算54本塁打は、ミックマンの45本に次いで少ない。本塁打王を獲得したことがあるのも、クルーズだけだ。ボルティモア・オリオールズでプレーした2014年に、両リーグ最多の40本塁打を記録した。
クルーズとJ.D.とアクーニャJr.の3人は、これまでに40本塁打以上のシーズンがある。クルーズは4度(2014~16年、2019年)、J.D.は2度(2017~18年)だ。
また、エスコバーは2019年に、35本塁打とともに両リーグ最多タイの三塁打10本を記録した(二塁打は29本)。カステヤノスのシーズン最多本塁打は2019年の27本ながら、この年の二塁打は58本。両リーグ最多だけでなく、歴代でも10位に位置した。
なお、まだ気が早いものの、クルーズが2度目の本塁打王を獲得すれば、最高齢記録を更新する。【追記:4/26 ナ・リーグでは、1927年に39歳のサイ・ウィリアムズ(30本)、1919年に38歳のギャビー・クラバス(12本)が本塁打王。】これまでの最高齢ア・リーグ最高齢は、1985年にア・リーグ最多の40本塁打を記録した、ダレル・エバンスの38歳だ。ちなみに、この年、エバンスと3本差のア・リーグ2位だったカールトン・フィスクも、年齢はエバンスの1歳下だった。
【追記:4/26】フェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)も、4月25日にシーズン7本目のホームランを打った。タティースJr.は、前々日と前日に、2試合続けて2本塁打ずつを記録している。4月25日の試合は、これを書いている時点では、5回裏の途中だ。