「打順1~4番でホームランを打った先発投手」は、ベーブ・ルースと大谷翔平と…日本でも知られるあの選手

ベーブ・ルース(写真:ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、4月4日の試合に「2番・投手」として出場し、1打席目にホームランを打った。ベースボール・リファレンスによると、1901年以降、打順1~4番の先発投手がホームランを記録したのは、7試合目だという。

 そのうちの5試合は、ベーブ・ルースによるものだ。1919年の3試合は「4番・投手」、1921年と1933年の各1試合は「3番・投手」だった。

 ルースの5試合と大谷の1試合と合わせると、計6試合となる。残る1試合は、1918年8月27日のダブルヘッダー2試合目に、「3番・投手」として出場したジョージ・シスラーがホームランを打った。

 この2年後にシスラーが記録した257安打は、80年以上にわたってメジャーリーグのシーズン最多だったが、2004年にイチローがこの記録に迫り、並び、追い抜くまで、今日においてはそれほど有名な選手ではなかった(ルースとの比較ではない。ルースと比べれば、ほとんどがあまり知られていない選手となる)。日本では、無名だったと言っても過言ではないだろう。それが、イチローにより、広く知られるようになった。

イチローの記録更新を報じる号外 October 2, 2004
イチローの記録更新を報じる号外 October 2, 2004写真:ロイター/アフロ

 シスラーの通算安打は2812本(MLB.comは2810本としている)、ホームランは102本だ。主に一塁を守り、24登板の半分で先発マウンドに上がった。ルースらが殿堂入りした1936年度の第1回投票は得票率34.1%ながら、4度目の投票で85.8%の票を得て、殿堂に迎えられた。

 なお、シスラーと大谷は、打順1~4番で先発登板し、ホームランを打った試合で、勝利投手にも敗戦投手にもなっていない。シスラーは7イニングを投げて4失点(自責点)、大谷は4.2イニングで3失点(自責点1)。ルースは5試合で3勝1敗。黒星を喫した試合を含め、3試合で完投した。

 大谷がこの試合で記録した、投球も打球も100マイル以上については、こちらで書いた。

大谷翔平の「100-100」は、他に誰が記録している!? 同じ試合で投球も打球も100マイル以上