「月間二桁本塁打」は珍しい!? マーティンは球団34年ぶりだが、柳田は3年前にも月10本以上
レオネス・マーティン(千葉ロッテマリーンズ)と柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)は、どちらも8月に10本のホームランを打った。
千葉ロッテの選手による月間二桁本塁打は、ロッテオリオンズ時代の1986年7月に記録した落合博満(11本)以来だ。当時、マーティンは生まれていなかった。ちなみに、マーティンのチームメイト、ブランドン・レアードは月間二桁本塁打を2度記録しているが、2016年5月(12本)と2017年5月(10本)だ。千葉ロッテではなく、北海道日本ハムファイターズでプレーしていた。
一方、福岡ソフトバンクでは、昨年5月にアルフレド・デスパイネが11本のホームランを打っている。柳田自身も、2017年6月(12本)に続く、3年ぶり2度目の月間二桁本塁打だ。
また、昨年5月に10本以上のホームランを打ったのは、デスパイネだけではなかった。山川穂高(埼玉西武ライオンズ)とジャバリ・ブラッシュ(東北楽天ゴールデンイーグルス)はデスパイネと並ぶ11本、坂本勇人(読売ジャイアンツ)とサビエル・バティスタは10本。計5人が月間二桁本塁打を記録した。この月は、レアードも月間二桁本塁打まであと1本に迫った。昨シーズンは、5月以外にも月間10本塁打以上の選手がいた。
なお、月間本塁打の最多は、ウラディミール・バレンティン(現・福岡ソフトバンク)が2013年8月に東京ヤクルトスワローズで記録した18本だ。この年のバレンティンは、6月も二桁のホームラン(11本)を打ち、シーズン全体の本数は60本に達した。