ブルージェイズがローテーションを再編成し、全員が「新加入」の投手に。山口俊の入る余地なし
トロント・ブルージェイズが、立て続けに先発投手を獲得した。8月27日にシアトル・マリナーズからタイワン・ウォーカーを得て、31日にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスからロビー・レイを手に入れた。
ヒョンジン・リュ、タナー・ロアーク、チェイス・アンダーソンの3人に、ウォーカーとレイが加わり、ブルージェイズには5人の先発投手が揃った。すでに、ウォーカーはローテーションに加わっている。8月29日に登板し、6イニング無失点で白星を挙げた。
さらに、ブルージェイズはレイを獲得したのと同じ日に、ロサンゼルス・ドジャースからロス・ストリップリングも入手した。5人ではなく6人でローテーションを組んでも、山口俊の入る余地はない。
ブルージェイズのローテーションは、今シーズンからという意味では、全員が「新加入」となる。彼らのうち、今夏のトレードで加入した3人はもちろん、それ以外の3人も、昨シーズンまではブルージェイズにいなかった。
昨オフ、ロアークはオークランド・アスレティックスからFAになり、ブルージェイズと2年2400万ドルの契約を交わした。ドジャースからFAになったリュも、4年8000万ドルの大型契約でブルージェイズに迎えられた。彼らに先駆け、アンダーソンはトレードでミルウォーキー・ブルワーズから移籍した。
もっとも、彼らのなかには、チームメイトだったことのある「2人」もいる。昨シーズンまで、リュとストリップリングはドジャース、ウォーカーとレイはDバックスにいた。レイとアンダーソンも、5年前にDバックスでローテーションを形成している。
なお、この5人あるいは6人がローテーションに揃うのは、今シーズンだけだろう。ウォーカーとレイは、シーズン終了とともにFAとなる。