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アダム・ジョーンズの「3試合連続ホームラン」は何年ぶり!? MLBで最後に記録したのは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ボビー・ディッカーソン(左)とアダム・ジョーンズ Apr 14, 2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 アダム・ジョーンズ(オリックス・バファローズ)が、3試合続けてホームランを打ち、チームの3連勝に貢献した。8月21日は同点に追いつくソロ本塁打、22日は先制3ラン本塁打と2点差に迫られた直後のソロ本塁打、23日は勝ち越しのソロ本塁打。21日はホームランだけでなく、次の打席のヒットで2者を生還させた。

 メジャーリーグで、ジョーンズは3試合連続ホームランを6度記録している。そのうちの4度目は、ストリークをさらに伸ばし、4試合連続とした。

 もっとも、その最後は5年前(2015年4月12日~14日)。当時のジョーンズは29歳だった。30代に入ってからの3試合連続ホームランは、今回が初めてだ。

 監督交代と同時にストリークが始まったのは偶然だろうが、8月16日から19日まで3試合続けて欠場したことが、プラスに作用したのかもしれない。だとすれば、西村徳文から中島聡中嶋聡への「置き土産」という見方もできよう。「休養明け」の8月20日は、二塁打が1本。ここ4試合とも、長打が出ている。

 また、8月21日~23日のように、3試合のホームランが計4本に達したことは、メジャーリーグでは一度もなかった。1試合2本塁打は12度を数えるが、1試合3本以上は皆無。3試合中2試合で2本ずつの計4本も、記録していない。

 なお、ジョーンズがホームランを打った埼玉西武ライオンズの3投手、ザック・ニール内海哲也(2本)、リード・ギャレットのうち、ニールとはメジャーリーグでも2016年8月9日に対戦し、この時もホームランを打っている。今シーズンの7月3日には、ニールからタイムリー・ヒットも記録した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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